本日11月8日 1:02
蠍座の新月でした。
改めて新月とは、月の初め1日目という意味があり、昔は月の満ち欠けで暦を数えていて、1ヶ月の始まりを「新月」のタイミングに当てはめていました。
新月は種まきをするのに適しています。
種を蒔かなければ物事は発展していきませんし、最適な時期に種を蒔くことで豊かに実を結ぶことができます。
新月にお願い事をするのも、この為です。
昨日は立冬で冬の到来を告げましたが、またこのタイミングでいよいよ今夜、木星が蠍座から射手座へと入室していきます。
現在木星は蠍座29度『涙の度数』にあり、逃れられない深さ・悲しみをまとったような最後の蠍座世界を味わい尽くす感覚があります。
蠍座という深くナイーブな部分を月の光に写し出され、私達は今、何を想うのでしょうか。
この二週間ほど、人との深い関係を炙り出すようなご相談が続きました。
相手にみる影の部分は、自分の中にある『シャドウ』であり、悲しみです。
相手を見ることによって、自分の内面が写し出される。
逃れられないと感じている痛みや執着が幻想なのかどうかもわからない。
深く関わりたいという想いが執着を生み出すなら、それは深い手放しと変容の為にあると思いたい。
まさに『蠍座』の世界です。
蠍座がクローズアップされ、最後の時間を味わい尽くし、今日また新たに種を巻き、そして明日からは木星射手座の世界へと思い切り飛び立ちたいものです。
存在価値を知り、天命を生きること。
リスクを恐れずチャレンジすること。
越えられないと思っていた壁を打ち破ること。
高みを目指し、自由に羽ばたくこと。
蠍座新月で、木星蠍座最後の今夜、少しノスタルジックな気分に浸り、明日からの広大な世界に想いを馳せてみました。
お読み頂き、ありがとうございます。