お話しききます

キキミミ 森野こりす です

 

わたしが行政機関で
カウンセリングをしていた頃の
相談事例です
 
18才男性ひきこもり
これまではこちらから
     
     

 

 

お母さんの期待たっぷりの

お弁当を

 

 

食べてみる! と言った彼

 

 

本来なら職員食堂で

食べて欲しいところですが

 

 

人が大勢いるところに

入るのが、まずムリ・・・

 

それに

 

わたしも、そこまで

オニじゃないので

 

 

小さい部屋を特別に

ひとりで貸切にして

 

挑戦してみることに

 

 

だいたい1時間後に

声をかけますね と伝えて

 

 

わたしは部屋を出ました

 

 

 

1時間より、少し経ってから

 

どうですか? と声をかけて部屋に入ると

 

 

少し減ったお弁当と

泣いている彼の姿

 

 

そうだよねー

そうなるよね

 

 

でも、少し食べたのは

一歩前進

 

 

いいじゃない

 

 

この頃、わたしが彼に

よくしていた質問は

 

 

今、どんな気分で

どうしたい?

 

 

部屋に入ってきた、わたしを見て

まだ、こちらは何も言っていないのに

 

 

自分がとても情けないです

もう少し

時間をもらえないでしょうか?

 

 

と、言ってきました

 

 

うーーん

たいしたもんだ

 

 

どんな気分で

どうしたいか を

ちゃんと自分から言ってきた

 

これが言えただけでも

もう充分だ

 

 

うん、もう充分

 

 

だから

 

がんばったのは

よく分かった

 

もう今日は

やめておきましょう

 

 

と、伝えると、彼の目から

ますます涙が出てきます

 

 

きっと

情けない思いと

時間を延長できなかった

悔しさ

 

と、同時に

 

ストップがかかったことへの

安心感

 

 

いろいろな感情が

ぐちゃぐちゃに混ざった涙

 

 

わたしから、

お母さんに電話しておくけど

自分でもがんばって説明してね

 

ありがとうは、伝えてね

 

 

よくがんばりました と

心の中で彼をよしよしして

送り出します

 

 

16  お弁当、母との妥協点

 

 へつづく

 

カウンセリングの

 

 

 

7月21日母との関係相談会

お母さんと

こんなこと、ありませんか?

 

・電話やラインが、たくさん来る

・いつもダメ出しをしてくる

・あなたのために、と言われる

 

自分の母親がしんどい仲間と

安心できる場で、どうしてる?

とお話しませんか

 

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