普段はなかなか行きづらい状況なので、思わず足を伸ばしてしまった。
到着すると先客二人。
あいかわらずのまったりムードで営業中であった。
券売機と給水器がだいぶ進化していて、二郎時代のオンボロっぷりからすると、隔世の感がある。
そして変わったと言えば厨房のにいちゃん。
やる気のなさそうに見える佇まいは健在ではあるものの、コールの祭に
「にーんにーくいーれまーすかぁー」
などと、ずいぶんフレンドリーな感じになった。
ワタクシ、一瞬顔がニヤけてしまったものの、ノールックでの接客は変わっていなかったので、それを気づかれることも無かったであろう。
そんなこんなですぐに出来上がり。
ラーメンニンニク。
そして表面アブラも相当スゴイ。
麺はやや細めながら、コシがしっかりとあって美味い。
小杉特有のボソボソ感が少なめであったものの、ワタクシ好みの美味い麺。
スープの透明アブラは、およそ1センチ以上はありそうなシロモノ。
これまた小杉特有の背脂チャッチャはやや少ないが、コクも十分でかなり美味い。
これはまったくいただけない。
ただ茹でただけのような、味も何も無いシロモノ。
しかしなぜか小杉の場合、
「ま、いっか」
となってしまうから不思議である。
全体的な量は少なめ。
あっという間に食べ終わった。
最後まで熱々で、ニンニクの辛さが染み渡る一杯であったが、これはなかなか捨てがたい美味さがあるのであった。