厨房はいつもの三人が和やかに談笑していた。
券売機には、野猿で行われるイベントのポスターがデカデカと貼ってあり、小のボタンしか押せないようになっている。
東北復興などと書かれたそのポスターであるが、その場にとどまってじっくり読む訳にもいかず内容は不明。
そんな訳であっという間に出来上がり。
坊主頭の助手さん、毎回ワタクシのコールを聞き直してくる。
そんなに小声で言っているわけでは無いと思うので、いささか
「めんどくさいな・・・」
と、思わせるフシがあるのであった。
見た目は結構なボリュームでヤサイも山盛り。
カウンターの上に置かれたモノを見上げると、こんもりした山の全景がより強調されて見えるのであった。
麺は太目ヤワ目で縮れたモノ。
今回はロットが全員少なめ(さらに麺半分の人も)だったので、いつもより若干少なめか。
相変わらずの茹で加減であるが、これはこれで美味いのである。
本店の雰囲気を尊重するならば、もっと柔らかくても良いかもしれない。
スープは前回に比べてだいぶ良かった。
カラメでもなくウスメでもない絶妙なカンジ。
コクもしっかり感じられたものの、やはり最後の方ではやや物足りない雰囲気に・・・。
やはりヤサイ増しの影響もあるのではあるまいか。
豚はでっかい塊が一つと普通のモノ1枚に、細切れのものが少々。
味付けも抜群でこれはかなりのレベル。
いかにも二郎らしい豚である。
ヤサイは大量。
これは可もなく不可もなくと言ったところ。
見た目の割にはあっさり食べられた。
気温もそれほど高くなく、店内も快適。
ますます通いたくなってしまうのであった。