辰醤油
到着すると空席ちらほら。客は全員男で、みな黙々とラーメンをすすっている。
席に着くなり「ど~ぞ~」などと声がかかったのであるが、正直初めて来た客には何のことやらわからない対応である。
そんなわけですぐさま出来上がり。
見た目はいつものソレ・・・ながら、結論から先に言うと、ワタクシの辰屋史上(大げさであるが...)間違いなく三本の指に入ることは間違いないであろうほどの出来栄えであった。
まず麺はいつものゴワゴワ極太でややカタメの茹で上がり。
これをヤサイの山から巧みに引っ張り出して食べるのであるが、スープが絶妙にからまってきて最高に美味い。
そのスープはかなりコッテリ。
アブラの層もかなりのものであるが、なんともいえないコクとショッパさが相まって、さらに大量の玉ねぎとニンニクのみじん切りが混ざり合うと、もう何が何だかわからないほど美味いのであった。
豚はいつものカンジであったものの、スープにしばらく浸しておいたところ、かなりホロホロとした状態になって最高に美味い。
およそ半分ほど食べ進めたところで唐辛子を投入したが、これもまたこのスープに非常に良く合うのであった。さらにパワーアップした美味さである。
そんなわけで無我夢中で食べ終わってしまったが、食べ終わっても「あぁ...もっと食べたいな...」などと思ってしまうほどの秀逸なモノであった。
ぜひまた近いうちに来たいものである。