大いなる遺産(2012年)を観る | きぃ散歩

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きぃちゃんは太り気味以外は特に気になる所無し



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いうて家猫の10歳はまだ若いかな



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大いなる遺産(2012年)を観ました
本国イギリスのBBCフィルムズ制作




本国公開年が2012年だそうなのでここでは2012年と表記します


原作を読んでいないので分かりませんがこれまで観た映像化では一番良かったです
多分一番原作に忠実なのでは?


大体どこの評価も星3.5程度ですがまあ全体を通してみたらそんなものかな


本作のエステラはルネサンス絵画の様な美しさです(少女期、成人後とも)
クラシカルな美人ですね
ミス・ハヴィシャムはヘレナ・ボナム=カーターが
一人で若い頃から老婆姿までを演じています
老婆の特殊メイクも薄いのでアラフィフ?って感じですが


観ていて思ったのは原作自体が面白そうという事
是非読んでみたいと思いました


ラストは地味に静かに終わります
あまりに色々あった末の結びが静かなもので良かったと思いました


どの映像化でも義兄のジョーが善人で泣けます
そしてジョーの元にいたピップも上昇志向はあれどそれなりに良い子だった
長じて得た大いなる遺産で一時おかしくはなったもののその根っこは腐り切ってなくて良かった


エステラもピップもハヴィシャムに翻弄されたけれど
ハヴィシャムも心を壊された被害者で…
切ない話です泣くうさぎ


所謂文豪の作品はもっと重厚で退屈なものかと思っていたけれど
そうでもないのかな?とディケンズ映像化作品を観て思います
ニコラス・ニックルビーは是非また観たいくらい面白かったし
大いなる遺産もそうだったの?!と驚く展開です