36年前熱狂したAKIRAを再鑑賞 | きぃ散歩

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AKIRAを観ました





何故か子供の頃(今のきぃちゃんの年齢より幾つか上)熱狂的に好きだった作品です



どのくらい好きかって

毎日、新聞で上映の状況を確認し

上映館が減ったり残日数が表示されるとがっかりしていました

当時としてもやや設備のいけてない映画館が最後まで上映していたのを覚えています

芸能山城組のサントラをテープで購入して聞いていました

尚このサントラ、FMのリクエストで流れた事があります

姉にラジオであんたの好きなAKIRAの曲流れてるよと呼ばれ

それを聴いて感動してサントラを買いました

でも一人で聴いてもFMで聴いた時のような感動は得られませんでした

フィルムコミックを集めていました

初めてアニメイトに行きグッズを買いました

AKIRAのグッズか何かを買ったらセル画が貰えるというキャンペーンがあって

段ボールにセル画がひとまとめに入っていました

モブ医者のシーンばかりで要らない上に購入条件を満たせるお金もありませんでした

代わりという訳ではないけれど

本物のセル画作製の道具を購入し、見よう見まねで

キャラの顔をトレース&彩色してセル画を作りました

市販の風邪薬のカプセルを彩色してドラッグの見た目に作り変えました

友達と遊ぶ時、別に読みもしないのに原作のあの大きな単行本を2冊程チョイスし

お気に入りの巾着に入れて持ち歩いていました



他にも細々と今で言う推し活をしていました

でもレンタルビデオで観られるようになった頃から熱が冷め次第に忘れていき今に至ります



従って約36年ぶりの再鑑賞です



AKIRAは当時としては破格の制作費一億円とか

ホログラフのシーンが当時最新鋭のCGとか

リップシンクがウリとか色々ありました

しかし今観るとディズニーの方がはるか昔から技術的に上だわなあ…

と身も蓋もない事を思ってしまいました



ストーリーはさすが監督と脚本が大友克洋なだけあって

連載中の作品が上手く一本の映画になっています

子供の頃は分からなかったけれどこれは凄い事なんですよね



そして大人になった今観て思ったのは

子供の頃の私は内容についてはあまり理解していなかったなという事

単純に雰囲気、センス、ノリの虜でした

子供に簡単に理解できる内容じゃないですしね

ちなみに甲斐が一番好きなキャラクターでした



余談だけど雰囲気やノリだけで好きな作品は他に砂ぼうずがあります

なんでこの手の作品の上澄みが好きなのか自分でもよく分かりません



感想を一言で言うとそりゃ面白い

今になって理解できた部分もあるし当時としては優れた作品だと思います

けれど今となってはAKIRAを養分の一つにしてアップデートしたカルチャーや

別のベクトルで優れたカルチャーを観てきているから

AKIRA最高!とは思わなかったです



そして今となってはAKIRAのビジュアルを見ると古塔つみが頭に浮かんでモヤっとするのです…



観終わった後にyoutubeでTBSのニュース動画を見たら

ナレーションがケイ役の小山茉美さんでした

どうされてるのかなあと思ったら早速現役で活躍されているのを確認できて何よりニコニコ

昔彼女のラジオを聴いた事があります

写真撮影か何かでシャツの胸元のボタンを

開けるように言われて困ったと言う話をされていたような



声優さんは全員見事にハマり役でした

特に金田は今聴いても最高でした!