メール
ふと友人とメールがしたくなり、
携帯を手にして固まった。
何も話すことが無い。
結局携帯と睨み合いをして数分、
押し負けてベッドに放り投げた。
自分の近況を話すのは一方的過ぎるし、
向こうの仕事事情を訊くのはもう何回もやった。
双方に新たな収穫を与える話題が一つも無いなら、
メールなんて出来るわけがない。
そもそも俺からメールが来るなんて、
相手からしたら貴重な自分の時間を侵害されて迷惑な筈。
仕方ない。
自分宛てにメールでも書くかな。←
でも結構自分宛てにメールを書くのは事実。
誰にも言えない暗くてジメジメした内容の
まるでこれから死ぬ人からのようなメールを
自分宛てに送って自己満足する。
で、それでも駄目だったらそのメールに返信する。←
こうしてブログを書くのも
俺にとっては気分転換のようなもの。
誰にも見られないひっそりとしたこの場所で
独り言をブツブツと呟いて一人で満足している。
俺は一人になると暗くなるタイプだけど
正確に言うと、”誰かといる時は明るく振舞う”タイプ。
暗いのが普通の自分なのだ。
家族にさえ見せない一人の時の顔。
その頭の中が、このブログだったり
サイトに置いてある作品だったりする。
別に落ち込んでたりするわけじゃない。
普段の俺は、元々こうなのだから。
だけどそれは、リアルの俺を知る人には秘密。
欠陥品
僕が僕を殺した日。
世界は灰色だった。
雨が降っていて
血液はアスファルトの端を伝って
排水溝に流れていった。
僕は傘もささず
ずぶ濡れのまま
流れるのに任せて
俯いて泣いた。
アイツは
この世界では生きられなくて
僕をつくったけど、
僕だって
普通に生きられる程
強くできてはいなくて。
アイツがつくった”友達”は
僕がやった事の全てを許したけど
僕にはそれが辛かった。
怒られると思っていた。
だって
もうアイツは動かない
話さない
笑わない。
僕が殺したから。
でも皆は
それよりも
そうしなければ死んだであろう
この体が最優先のようだった。
だから僕が僕を殺したあの日も
僕が壊れてしまったあの日も
体の命さえ保たれればいいと
優しく 冷たく 言われた。
今まで何人もの僕を殺して
今の僕があること。
その僕自身も壊れていて
きっと何時か殺されるであろうこと。
そうして何代も経て
この体は守られてきたということ。
それでも数多の病魔が
この体を襲っていて
長くは生きられないだろうということ。
僕は欠陥品
ということ。
それが全ての事実の集約なんだ。
感情喪失
最近何に対しても心が動かない。
大好きな筈の曲を聴いても
DVDを観ても
本を読んでも
つまらないなぁ、
と思ってしまう。
何だかこの世の全てが
”予定調和”
な感じ。
予め僕は全てを知っていて
だから何にも驚かない。
感動もしない。
昔から其処にあって
僕はそれを知っていて
何の気なしにそれを手にした。
何もかもがそんな感じで。
楽しくないから
毎日が億劫。
日々を無駄にするのは
本望ではないけれど───
そうだ
「何時死んでも構わない」
初めてそう思った時と似ている。
僕は何の為に生きている?
僕は本当に 生きている?
夢
酷く嫌な夢を見た。
小学生時代の友人が
影絵になってヒソヒソ僕の悪口を言って笑っている
そんな夢。
何で夢って
自分に酷く残酷なんだろうか。
現実だけで沢山なのに。
しかし友人の顔もろくに覚えていない僕もまた
残酷なのかもしれない、という事実。
最近人間と関わって生きていないな、という実感。
表面上は幾らでもあるけど
きちんと人間と向き合うって事を
僕はもうここ数ヶ月やっていない。
理由は単純で
認められたいとか
知ってほしいとか
理解してほしいとか
そういった外部へのガイドラインが総崩れしたから。
もういいよ。
どうせ誰も認めてくれないんだろ?
若しくは根掘り葉掘りして
揚げ足取りに必死になるんだろ?
そんなブラックジョークはもういらないよ。
何ならアメリカンジョークだっていらない。
自分が自分の事を理解して
自分が自分の相談にのって
自己完結
それでいいじゃないか
僕はいつだって
誰にもコメントされないこの場所で
一人で喋って一人で解決してんだ。
むしろ一人で解決してるから
コメントもこないんだろうけど。
だって人生は一度きりとか言うけどさ
だったら余計に一人の時間を大切にしたいよな。
真面目に生きたいじゃん。
真面目に死ぬ為にさ。
どうやったって長生きは出来ないこの体で
幾つ世界を生み出せるか
最近はそればかり考えている。
電波を捕えて文字にして
自分と世界の真ん中辺りに浮かび上がった景色を
半永久保存する
誰も興味無いだろうけどさ
僕にとっては大切なんだ。
人とは違うものが見えるこの目で
この脳で
見たその景色が。
その為だけに生きている
それでいいじゃない。
誰にも理解されなくたって
認められなくたって
自分だけのものがあれば
それで充分この世は楽しいんだよ
そう思うからこそ
僕は他人の世界に踏み込まないし
踏み込まれたくないと
思ったんだ。
でもそうしてから
夢に旧友が出てくることが多くなって
僕は目を覚ます度に疲れている。
もう夢はいらない。
僕を蔑むだけなら消えてくれ。
だがしかし
自分を傷付けて追い込むのが
内なる僕の趣味らしいから困ったなぁ。
風
何となく死にたくなる。
晴れやかな朝日にあたっても
何となく死にたくなる。
優しく光る満月を見ても
やっぱり何となく死にたくなる。
青い芝生を見ても
路上の花を見ても
雲一つ無い空を見ても
死にたくなるのだ。
自然の力は、僕には強すぎて
マイナスに働いてしまう。
だから僕は、本物の世界なんていらない。
こうして、一人で文字と向き合う方がいい。
誰とも話さず
顔も合わせず
自分の好きなように
好きな世界へ旅立つ。
世間から見れば最低なんだろうな。
ただのニートだもんな。
でも僕は
世間では生きていけないんだ。
だから自然も苦手。
生きているものは全て苦手。
それで生きていけてるんだから、
きっと僕は恵まれているんだろうなぁ。