アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線♪ | Happy Railway のブログ

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作りかけのHO鉄道模型レイアウト ♪Happy Railway♪ を鈍行列車でのんびりと。
91cm×182cmの小さなレイアウトです。
たまに?よく?脱線あり(あっ、列車じゃないですよ!)
鉄道名は My favorite Singer Songwriter 宇徳敬子さんの「Happy Way」からいただきました。

ドイツのアムシュテッテンAmstettenとライヒンゲンLaichingen間を走っていた

メーターゲージの狭軌鉄道、その名前を前ブログではWEGとしました。

 

その後Wikipediaで調べてみたらWEGというのは

「ヴュルテンベルク鉄道会社Württembergische Eisenbahn-Gesellschaft mbH」

とのことで他路線も持っていることが判明。

じゃあどうしようかと色々検索したら

「Bahnstrecke Amstetten–Laichingen」としてWikipediaに載っていました。

なのでこの路線名をタイトルのようにしました。

 

さて、何でこんな田舎を走る狭軌線に行ったか。

計画ではアムステルダムからミュンヘンまで西ドイツを南下する計画でした。

TEEも走るメインルートです。

 

だた、1980年当時の西ドイツに行ったなら

やっぱりベルリンの壁だけは見ておきたかったので

ケルンから当時の西ベルリン間を往復。

 

そしてドイツの田舎も一カ所は見たいなとなり

ライヒンゲンに行ったわけです。

ちなみにライヒンゲンは小さな町、大きな村といった感じでした。

 

当時のメモ等を当たってみたのですが、

キオスクで買った西ドイツの時刻表は重くて持ち歩けなく

スイスに入る際に捨ててきたので目ぼしい資料は無し。

ただ切符が一枚あったのがラッキーといえばラッキーでした。

 

それが

(実物の大きさは日本の硬券とほぼ同じ)

アムシュテッテンからライヒンゲンまでの切符、しかも硬券。

 

面白いのは縦使いで

一番上に日付80.09.26、買った駅AMSTETTENが打刻されてます。

WEGは鉄道会社名

乗車駅Amstettenと降車駅Laichingen

2.Klは2等(車両はものクラスで1等無し)

19kmは営業距離

料金の3,00ドイツマルクは3.20に値上げされてました。

(1)とは一人という意味なのでしょうか。

 

そして下1/3に斜め横のラインが入ってますが

本来は下部分を車掌が切り取るのではないかと。

 

また左下の楕円の穴は切符購入時に窓口であけたのか

車掌(連解結作業員は乗っていたが車掌を兼ねてたかどうか?)があけたのか忘れました。

 

さてアムシュッテン駅で切符を買ったら、売った駅員が出て来て

うなかばを改札口ではなく駅舎の外へ連れ出し

跨線橋を指さしあそこを渡れとドイツ語で親切に教えてくれました。

もちろんドイツ語がまるっきりダメでも状況で理解できます。

 

指示に従い跨線橋渡るとディーゼルカーが待っていて乗車。

この間写真を一枚も撮ってないので時間が無かったのでしょう。

 

最初に撮ったのはディーゼルカー車内からの景色でした。

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 場所不明 1980-9-26

この辺りの典型的な畑の風景です。

 

次はいきなりライヒンゲンに到着した時の例の写真。

 

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 ライヒンゲン駅 1980-9-26(再掲)

 

貨車の左側に見える3階建ての建物が駅舎です。

今気付いたのですが、貨物の線路と手前の線路が段違いになっていますね。

そして貨物線の高さが丁度ホームの高になっていました。

駅の写真はこれだけです。

 

かつライヒンゲンの町の写真は撮ってなくて畑の風景を一枚撮ってます。

ライヒンゲン 1980-9-26

たぶん、これも典型的な田舎の風景と思って撮ったのでしょう。

ただこの日は天気が悪く手前は真っ黒い雲に覆われていてその先は晴れ。

日本のゲリラ豪雨が頻繁に起きるようになった最近は別として

晴天の中、手が届きそうな高さに真っ黒な雲があるという光景が物珍しくて撮ったのかも。

 

そして次は帰りの途中駅で見た貨物をワイヤーで引っ張り出す例のシーン。

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 駅名不明 1980-9-26(再掲)

 

そしてアムシュテッテンに戻ってのこれも前ブログ掲載の一枚。

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 アムシュテッテン駅 1980-9-26(再掲)

後ろに見えているのが最初に述べた跨線橋。

 

そして駅構内に他の車両もあったので撮影。

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 アムシュテッテン駅 1980-9-26

 

そして極めつけの一枚

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 アムシュテッテン駅 1980-9-26

分かり難いので明るくして

 

これでもわかりづらいですね。

貨車をゲタ台車から外し標準軌(1435mm)レールに乗せる作業です。

ちょうど標準軌(1435mm)のレールが貨車の車輪底の高さに合わせあり、

狭軌(1mメーターゲージ)のレールはその間に潜り込んでいて、

ディーゼルカーが貨車を押しながらゲタ台車を外したところです。

 

さて、こんな珍し光景が見れたので貨車を牽引して走ってる姿を是非写さねばと

アムシュテッテン駅の少し手前の90°カーブの先で折り返し列車を待ちました。

 

そして切通しから列車がやって来たのですが、

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 アムシュテッテン駅付近 1980-9-26

なんとディーゼルカーの単行!

やられた~と動揺して、思わずシャッターを押していました。

 

アムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線 アムシュテッテン駅付近 1980-9-26

ホントは貨車が付随してる予定だったんだけれど、これだけは運ですね。

 

最後にこのアムシュテッテン・ライヒンゲン狭軌線は5年後の1985年に廃止され、

アムシュテッテンから一駅区間のみ今でも保存鉄道として残っているようです。

 

本日はHappy Railwayにご乗車ありがとうございましたぁニコニコ