こんにちは、
Arion（アリオン）ランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
先日の記事では、
ピッチ、ストライド、ペースの用語について、
説明いたしました。
ランナーの方「ピッチとペースの違いを説明できますか？」
↓↓
https://ameblo.jp/kigaru-ex/entry-12448467053.html
皆さんは、普段のランニングにおいて、
ピッチ、ストライド、ペースについて意識することはありますか？
言い方を変えて．．．
この3つの中でどれに意識を置いた方がいいと思いますか？
正解は．．．
「ピッチ」です。
正解と言えるかどうかは置いといて、
「ピッチ」
もっと言えば、
「リズム」
が大事だと考えています。
レースで走る距離。
練習で設定した距離を
想定どおりの力を発揮して完了するためには、
ピッチ（リズム）が安定していることは、
非常に重要なポイントです。
フルマラソンにおいても
「1キロ○○分というペースに乱れがない」
そんなペースメイク能力があるということは、
省エネという観点からも大事なポイントです。
ただ．．．
時計ばかり気にして、
ペースが一定になると思いますか？
答えはNoですよね？
時計を気にして帳尻を合わせても意味がありません。
腕振りのリズム。
着地音の奏でるリズム音。
呼吸のリズム．．．
リズムが一定になれば、
ピッチも一定になり、
ピッチの乱れが少なくなれば、
自然とペースも安定していく。
これが理想です。
では、
どのくらいのピッチが理想的なのでしょうか？
180歩/分以上。
これが一つの目安です。
これ以上遅くなると
弾性（バネ）の利用が難しくなります。
初心者の方に多いですが、
地面との接地時間が長くなりすぎて、
ピッチが上がらずに
地面を蹴ったり、押したりするような走りになってしまうと
楽に進まないばかりか
ふくらはぎばかり太くなったり、張りが強くなってきますよ。
それに、足の裏に痛みが出るケースも
そのような走りになっていることが大きな要因の一つです。
また、
ストライドを無理やり広げようとすることも
弾性を利用できない大きな要因となります。
（これも初心者の方に多いですね）
ストライドは、
ランニング技術（着地、腕振り、脱力加減 等々）。
筋パワー。
安定度（体幹や股関節周りの筋力やバランスなど）。
により、
自然に決まっていくものです。
逆に言えば、
技術、筋力、パワーを向上させて、
速いスピードでのトレーニングを積み重ねていけば
自然に広がったストライドで、
持続的に走れるようになるわけです。
そういう意味でも
スクワットなどの筋トレや
インターバルトレーニングは有効なんですよ。
いかがでしょうか？
要約すると
・走る時はピッチ（リズム）を一定に保つことを意識する。
・スピード能力を上げるためには、
ストライドの広さも重要なので、
ランニング技術を磨く。
筋トレを取り入れる。
スピード練習を入れる。
・ピッチが安定して、ストライドが自然に広がれば、
速いペースで維持できるようになり、
パフォーマンス（タイム）も向上していく！！
こういうことです。
僕は、ランニングコーチとして何度も言いますが、
走る量ばかり増やしても
（量も必要だけど）
効率は悪いし、
様々なケガのもとになります。
初心者の方だけでなく、
ベテランランナーの方も
幅広い視点を持って、
取り組んでみてくださいね！！
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