こんにちは、
Arionランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
先日開催された
福岡国際マラソンで、
大迫 傑（おおさこ すぐる）選手が、
日本歴代5位の好タイムで、
日本人トップでゴールしました。
記録もさることながら、
「大迫君なら、世界と勝負できる」
そう思わせるような走りっぷりでしたね。
大迫選手といえば、
足の裏の前方から着地する
「フォアフット走法」
が取り上げられがちですが、
僕自身は、
・骨格のバランスの良さ。
・体幹の安定感。
・股関節のしなやかさ。
が抜群であること。
そして、
「伸張反射の使い方がうまい」
ということ。
そこに眼がいきますね。
筋肉というのは、
一気に伸ばされると
防衛的な反応をして、
反射的に収縮しようとする性質があります。
ランニングにおいては、
多くの筋肉がこの反射を働かせながら、
推進していくのですが、
僕が特にキーとしている筋肉は、
「腸腰筋（大腰筋）」
です。
これは、僕のフォームで申しわけないのですが、
ランニングは、
着地側（左脚）の腸腰筋が伸張して、
前側（右脚）の腸腰筋が収縮する。
これをひたすら繰り返す作業なんですね。
（こんな姿勢になると自然にフォアフットぎみになる）
ただし...
なかなかこの
「腸腰筋の伸張反射が上手に使えている（意識している）」
ランナーは少ない。
では、使えない理由とは？
たくさんあるけど主に3つ。
①骨盤が後傾している。
これは、ランナーとしては致命傷で、
ここを改善しない限り、きれいなフォームでは走れません。
②着地が前方。
前方に着地すると
太ももの前側の筋肉の頑張りで進む動きになります。
膝を傷めやすいだけでなく、
太ももが太く発達する脚太ランナーになってしまいます。
③体幹が弱い。
骨格のバランスがよく、
着地を適切な位置に着くだけでも
効率の良い動きを得やすいですが、
更にグイグイ進む動きを得たければ、
地面の反発に負けない体幹の強度は必要です。
（インナーマッスルだけ鍛えればいいわけではない。）
もちろん、
グイグイ進んでも
それに対応できる心肺機能が備わっていないと
長い距離は持たないので、
「反射を利用した効率の良い動きを獲得しつつ
心肺機能にも負荷をかける。」
そんなトレーニングも取り入れていった方がいいんですね。
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骨格の位置感覚をつかみ、
体幹の強度を高めて、
着地で地面に力を伝え、
その反発と腸腰筋が伸ばされた反射反応を利用して、
反対側のももを前方に引き上げる。
そんなウォーミングアップエクササイズを行ってから、
心肺機能にしっかりと負荷をかけていきます。
なかなか伸張反射の感覚をつかむのは難しいけど、
「ワンランク上の走りになる」
今からランニングを始めようかなぁ．．．
ランニングをかじっているけど、
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