こんにちは、
Arionランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
ランニングをしていると
特に距離の長いレースの後に
足にマメや水膨れができる
トラブルが発生するケースがあります。
今回の記事では、
その原因と対策について、
まとめてみましたので、
参考にしていただければ幸いです。
まず、その発生メカニズムは、
「摩擦と蒸れ」。
摩擦熱が生じたところに水分が溜まることで、
マメや水膨れが生じます。
そして、その原因としては、
①外的なもの
②内的なもの
に分けられます。
外的要因として、キーとなるのは
①シューズ
②ソックス
です。
シューズが大きすぎれば、
摩擦が発生するリスクが高くなります。
また、例えシューズのサイズが合っていても
紐の結び方に問題がある(ホールドが甘い)と
摩擦が起きる要因となります。
そして、通気性の悪い
シューズやソックスになると
足の中が蒸れやすくなりますね。
なので、対策としては、
①適正サイズのシューズを履く
②通気性の良いシューズ・ソックスを履く
※足趾と足趾が擦れないので、
5本指ソックスも有効かと思います。
③しっかり足首をホールドした状態で、
紐を結ぶ
ことがあげられます。
ここで、一言。
普段、一回一回紐を解いて、
シューズを脱いでいますか？
折角サイズの合ったシューズを購入しても
日常的に紐を結んだまま
脱着を繰り返していると
ヒールの部分が崩れるなどして、
知らないうちにホールドが甘いシューズに
なってしまいますよ。
少し面倒になりますが、
シューズを脱ぐ時は、
必ず紐を解く習慣をつけましょう！
道具を大事にすることは、
自分の身を守ることにも繋がります。
次に、
内的要因について。
ここでキーとなるのは、着地。
いわゆる、
つま先から着地に入る動きになると
シューズの中で足が擦れるリスクが高まります。
( キュッキュッと音がする着地は、好ましくない)
また、
自分の身体より前方に着地してしまう方は、
特に下り坂において、
ブレーキが大きくなるので、
シューズの中で足が擦れる動きが、
生じやすくなります。
加えて、
左右方向にブレやすい走りになると
それを
足元で補正する必要が出てくるので、
トラブルが発生しやすくなります。
なので、対策としては、
もちろん、
着地の感覚を磨くドリルなどを行っていくことも大事なのですが、
やはりその前に
「根本的な姿勢を整えること」
です。
基盤となる姿勢が崩れていれば、
ドリルを繰り返したところで、
より適正な動きの獲得には、
限界がありますからね。
順番としては、
まず、「姿勢を整える」。
その上で、
「可動性・安定性を獲得する」。
更に、その上で
「適正な移動動作を獲得する」。
です。
これらを一時的なものではなく、
自分のものとして定着させるためには、
時間をかけないとムリです。
長年の歪みから脱却するには。
いかがでしょうか？
トラブルが発生する原因は、
個々によって違うし、
複数の要素が絡んでいるものです。
上記にあげた以外の理由も考えられるでしょう。
まずは、
①シューズ・ソックスは、適正か？
②折角の道具を機能が落ちないように大事に使っているか？
③カラダのバランスは崩れていないか？
④着地は、適正か？
⑤長時間走っても崩れない肉体的な強度があるか？
専門的な視点で観れる方と相談しながら、
対策を考えて修正してみてくださいね。
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