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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
人間の精神には目標を定める働きがあります。
それゆえ、(先の少年の例のように)精神の発達において誤りが現れる、ということは驚くにはあたりません。
そして、この誤りとその結果は相接しており、失敗や誤った方向づけにおいて現れます。
なぜなら、この目標設定は判断と結びついているため、その結果、誤りを犯す、という可能性とも結びついているからです。
目標の設定や決定は、子ども時代の最も早い時期から始まります。
通常、二歳か三歳のころには、子どもは、優越するという目標を自分の力で設定し始めます。
そして、この目標は、ずっと自分の前にあり、自分なりの方法でそれに向かって努力することになります。
しかし、目標の設定は、大抵の場合、正しくない判断と結びつきます。
それにもかかわらず、目標は、多かれ少なかれ、子どもを縛ることになります。
そのために、子どもは、目標を行動において実現し、生活のすべてにおいて、この目標に向かって絶え間ない努力をするようになるのです。
しかし、忘れてはいけないのは、子どもの発達は、常に私的で、個人的な解釈によって決定されている、ということです。
それゆえ、新しい困難な状況に入るとき、子どもの態度はいつも、事物についての個人的な解釈に従って規定されます。
その場合、状況が子どもに与える印象の深さや種類は、(例えば第二子が誕生するというような)客観的な事実や状況に依存しているのではなく、むしろ、この子どもが事実をどのように見ているか、ということに依存しているのです。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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