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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、誰にでも、一人や二人ぐらい、「苦手だなあ」と思う人がいるものです。
大抵の場合は、たとえ苦手な相手であっても、
会う必要がある時には、よっぽどのことがない限り避けたりはしないものです。
しかし、この苦手意識が高じてしまうと、
やがて、その人に会うことに脅威を感じるようになり、
何かと理由をつけてはその人に会うこと自体を避けるようになってしまいます。
これは、『対人不安』と言われるもので、『回避行動』の一種です。
この『対人不安』は、
最初はある特定の人に対するものであったのが、
ひどくなると、徐々にすべての人に対して脅威を感じるようになり、
人と会うのに不安を感じたり怖くなったりして、
やがては他人とのコミュニケーションそのものを避け、
引きこもりがちになってしまったりもします。
ある人に対して苦手意識を持つようになるのは、
その状況や立場など、人によってそれぞれ違う理由が存在します。
しかし、アドラー心理学では
人の行動には必ず目的があると考えます。
それゆえ、それは、あくまでも表面的な理由に過ぎず、
『対人不安』の奥には、その行動をとる目的が隠されており、
解決するには、
その目的に耳を傾けることが必要になってきます。
もしあなたが、上司に会うのを避けているとすれば、
「その上司が嫌いだ」というのは表面的な理由で、
本当は、
「上司に自分の仕事を評価されるのを恐れて避けている」
のではないでしょうか。
もしあなたが、異性と接するのを避けているとすれば、
「素敵な人がいない」というのは表面的な理由で、
本当は、
「恋愛や結婚に対して恐怖を感じて避けている」
のではないでしょうか。
もしあなたが、自分の子どもに接するのを避けているとすれば、
「子どもへの接し方がわからない」というのは表面的な理由で、
本当は、
「自分の親としての能力に疑問を感じて避けている」
のではないでしょうか。
対人不安の奥にある本当の目的に耳を傾けることができれば、
対人不安を克服する第一歩を踏み出すことができます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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