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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちが抱えるさまざまな問題は、自然法則の因果関係のように、原因を見つけ、それを排除すれば解決する、という単純なものではありません。
それゆえ、自分が抱える問題の本質を見抜く目を養うことが必要です。
今朝も、「酒井法子さんの元夫が逮捕された」というネットニュースが私の目に飛び込んできました。
しかし、この場合、問題は、
「誰が、どんな罪で逮捕されたか」
ということであって、それが、誰の夫であるかや妻であるか、あるいは子どもであるかなどはまったく問題ではありません。
しかし、多くの場合、そのほうが世間の耳目を集めるせいか、それが誰の関係者であるか、ということが問題であるかのような報道のされ方をします。
その結果、問題の本質が見えなくなってしまっている場合があります。
あるいは、電通の問題にしても、報道では『鬼十則』が問題視されることが多いのですが、この十則は、あくまでも仕事に取り組む姿勢の問題です。
これに対して、今回の問題は、あくまでも経営者の経営方針の問題であり、彼らの経営方針が、社員に対する締め付けを厳しくしているわけです。
それゆえ、この十則を手帳から消去したところで、経営者の経営方針が変わることがなければ、社員に対する締め付けがなくなることはないでしょう。
つまり、問題の本質が違うわけです。
本質の違う問題をまるで一つの問題であるかのように議論したところで、答えを見つけることはできないのです。
往々にして、私たちは、本質の違う問題をまるで一つの問題であるかのように取扱い、そのために、問題の本質を見失っていることが多いのです。
これは、アドラー心理学で言われている『課題の分離』に繋がることです。
「それは、誰の問題か?」
という本質を見失ってしまうと、他人の問題に足を突っ込み抜け出せなくてイライラすることになってしまうのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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