ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、アドラー心理学では、『人間の行動には目的がある』と考えます。
この『人間の行動には目的がある』という考え方は、個人の主体性、つまり、『すべては、その個人がある目的を達成するために自ら利用している』という考えに繋がります。
どういうことかと言えば、ある人が短気な性格をしているとすれば、それは、
「その人が短気だから怒りっぽい」
と捉えるのではなく、
「怒りで他人を支配するために短気という性格を利用している」
と考えるわけです。
このことを「目的論」とか「全体論」とか言うのですが、このようなアドラー心理学の考え方は、「目的論」や「全体論」というようなアドラー心理学の理論の意味を知るだけでは、なかなか理解することができないでしょう。
アドラーが人間をどのように理解していたか、その全体的な考え方を理解しなければ、その意味するところを明確に理解するのは難しいものです。
たとえば、「自分自身が嫌い」だと言う人がよくいます。
アドラー心理学では、そのような人も、過去の経験によって自分が嫌いになったのではなく、自分を嫌うことによってある目的を達成しているのだ、と考えます。
では、その目的とは何か。
それは、
「もし、自分のことを好きになれば、何がしたいか」
と自分自身に問い掛けてみれば分かるかもしれません。
その答えが、もし仕事、あるいは恋愛であったとしたら、その人は、仕事や恋愛をすることから逃れるために自分のことを嫌っているのだと考えるわけです。
それゆえ、今の行動を続けていても、その人が幸せになることはないという判断に至るのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
自分を変えたい、今の人生を変えたいと思う方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ をクリックしてください。