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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、アドラー心理学では、人間の劣等感が行動の動機づけになると考えられています。
つまり、私たちは、社会や他者との関係性の中で覚える劣等感を補償するために何らかの行動に出るという考え方です。
しかし、この劣等感という概念は、非常にわかりづらいものです。
なぜなら、多くの人が、日常生活の中で劣等感など覚えていないと思うからです。
例えば、SNSなどで他人を名指しで非難する人たちに、
「あなたは劣等感を覚えていますね」
と尋ねても、
「そんなものは感じていない」
と答えるでしょう。
しかし、彼らは、劣等感を覚えているがゆえに、他人を見下し優越感に浸ろうとするのです。
また、自分のことを自慢ばかりしている人は自分の能力に対して劣等感を覚えている、と言われてもあまりピンとこないでしょう。
しかし、彼らは、劣等感を覚えているがゆえに、自分の能力をひけらかし自惚れる必要性を感じるのです。
あるいは、女性に対して偉そうに振る舞う男性が劣等感に苛まれている、と聞いても信じがたいでしょう。
しかし、彼らは、女性に対する劣等感に苛まれているがゆえに、女性に偉そうに振る舞うことによって優越感を得ようとしているのです。
このように、自らの行動に隠された劣等感に気づくことができたとき、私たちは、自分自身の行動の意味をもっと深く理解できるようになるのです。
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