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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、心理学の講座やセミナーなどにおいては、最後に質疑応答の時間が設けられることが多々あります。
そんなときには、参加者たちは、日ごろの自分たちの悩みを打ち明け、
「どうしたらいいでしょうか?」
と質問をされます。
そして、その質問に対して講師の方が解答されるのですが、質問者の欲する回答と講師の回答には多少のズレがある場合があります。
そのために、質問された方は、
「ありがとうございました」
と言いながらも、なんとなく納得いかないという雰囲気を醸し出されていることが多々あります。
このズレの原因は、求めているものの違いにあります。
質問される方が求めているのは、あくまでも方法論です。
「これこれこのような場合、どのように対処すればいいでしょうか?」
とい具体的な対処の仕方を求められています。
これに対して、講師の方が答えるのは、心構え、つまり心の持ち方です。
そのような状況には、どのような心構えで臨めばいいか、どのような心の持ち方が必要か、ということを説明されます。
そのために、質問された方にしてみれば、
「私の求めている答ではない」
という事になるのです。
ここに、心理学や心を扱うことの難しさがあります。
人の悩みや問題は、人によってそれぞれ異なります。
また、ものごとに対する考え方や捉え方も人によってそれぞれ異なっています。
そのために、法律のように、万人に通用するような、すべてをスパッと解決してくれるような方法論は存在しません。
それぞれの問題に対しては、その都度の状況に合わせて個別に対応していくしかありません。
そして、そのときに重要になるのが、心構えということになります。
常に、どのような心構えでものごとを捉えるのがいいのか。
普段からどのような心の持ち方をしていればいいのか。
ということになるのです。
重要なことは、方法という手段に拘泥するのではなく、人生を幸せに生きるという目的を達成するための『心の整え方』を知ることではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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