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心理コンサルタントの福場です。
他人の目を気にして生きるのが嫌だ。
他人の目を気にしないで生きている自由な人が羨ましい。
私もそのような人になりたい。
という方がいます。
残念ながら他人の目を気にしないで生きている人などいません。
皆、他人の目を気にして生きているのです。
他人の目など気にしていないと豪語している人も
他人の目を気にしないという態度、表現方法で、他人の目を気にしているに過ぎないのです。
この点について、
アドラーは、著書人間知の心理学の中で、次のように書いています。
「われわれが人生の営みのなかに立っており、人間的共同生活の論理に服しているという事実から、判断するための確かさを持たねばならないということが出てくるのであろうが、その確かさを測る基準としては、共同体感覚の大きさ以外のものは承認できないのである。
われわれが精神的に共同体感覚に依存しているということを否定することは不可能である。
真剣に共同体感覚をすべて拒否することができるような人は、一人もいない。
どんな言葉を弄しても、仲間の人間に対する義務から免れることはできない。」
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他人の目を気にすることは人として当たり前なのです。
だから、社会が成り立っているのであり、社会を構成するうえで必要不可欠なのです。
他人の目を気にして生きていることが嫌だということで、仲間の人間に対する義務から免れる方法の1つにしているだけだということです(他人の目など気にならない、自由に生きているというのも方法が違うだけで、目的は同じなのです)。
むしろ、大事なことは、あなたは社会でどのように自分を活かし、社会、つまり他者の役に立つ行動ができるのか、それを試されているということに気づくことなのです。
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