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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
前回の記事では、人間関係の基本は『横の関係』を築くことであり、そのためには
① 共感
② 尊敬
③ 信頼
④ 協力
の4つの態度が必要で、一つ目の共感とは『相手の関心に関心を持つ』ことだと書きました。
(前回の記事は→コチラ )
この共感的態度は、すべての人間関係の基本だと言えるかもしれません。
共感的態度とは、言うならば、相手を話題の中心にする態度ということなのですが、大抵の場合、私たちは、往々にして自分のことにしか関心がないものです。
そのために、相手の話を自分の関心とすぐに結びつけ、
「それは違う」
「それはおかしい」
「そんなことは大したことではない」
などと評価しては、頭ごなしに否定することが多いのではないでしょうか。
これでは、相手との競争を助長するだけです。
誰でも、自分の話を頭ごなしに否定されたのでは気分が良いはずがありません。
私たちは、自分がされると不愉快になることを、知らず知らずのうちに、他人にはしているものです。
それは、他人への関心が欠如し、自分のことにしか関心がないからです。
共感とは、相手の話を
「そのように考えているんだ」
「そのように思っているんだ」
「そのように感じているんだ」
と無条件に受け入れ認める態度であり、これは、相手を説得する場合にも有効な態度です。
相手を説得する上で必要なことは、まず相手の関心に関心を持ち、相手の状況を把握し相手の立場を理解することです。
そして、その上で、自分はその件についてどう思うかを述べるという手順が必要です。
これを頭ごなしに相手の立場を否定し、ただただ自分の考えを押し付けていたのでは、説得できるものもできません。
多くの人たちがそのことを理解していながらも、大抵の場合、説得ではなく自分の考えの押し付けになっていることに気づいていないものです。
そして、相手の人が自分の忠告に従わないと、
「せっかくアドバイスしてあげてるのに」
と腹を立てるものです。
この「してあげてる」や「してやってる」という態度こそが、間違いなく上から目線の態度であり、相手への関心が欠如している態度に他ならないのです。
この続きは、次回に書きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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