ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、親は、よく子ども同士を比較します。
「おねえちゃんは、ほんと手のかからない子だった。それに比べて、この子は」
などということを子どもの前で言ったりします。
あるいは、
「同じ親から生まれて同じように育てたのに、どうしてこんなにも違うのか」
などと言います。
そもそもきょうだいが同じように育つことはありません。
最初に生まれた子どもと二番目に生まれた子どもでは、親の経験も違えば環境も違います。
最初に生まれた子どもは、親の愛情を一身に受ける時期がありますが、二番目に生まれた子どもは、常に先行する者がいます。
それだけでも、子どもに与える影響は大きく違います。
親は、きょうだいを比較することによって子どものやる気を引き出そうと思っているようですが、それは大きな間違いです。
ただ、逆効果になるだけです。
たとえば、二人のきょうだいがいて、親が一人を褒めれば、もう一人は脅威を感じます。
批判された子どもは、
「自分はきょうだいと同じようにはなれないし、自分は親から愛されることはないだろう」
と信じてしまいます。
そして、自分の居場所を求め、親の関心を引くために問題行動を起こし、親の手を煩わせるようになったりします。
なぜなら、そのような子どもは、そのような方法でしか状況に対処できないからです。
親は、子どもを比較するのではなく、それぞれの子どもがそれぞれの個性を伸ばせるように援助してあげることが大切です。
【参考文献】
- 家族カウンセリングの技法―家族を援助するアドラー心理学/一光社
- ¥3,240
- Amazon.co.jp
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
幸せになりたい方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ
をクリックしてください。