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福場です。
もし、自己評価が低すぎる場合は、どのような現象が起こるでしょうか。
もし、この世界が危険過ぎるという認識がある場合は、どのような現象が起こるでしょうか。
どちらも同じ程度に現実の世界に適用しようする試みの度合いが変わります。
それは、まるで、ガードレールという障害に邪魔され、真っ直ぐに伸びることができず、障害物を避けるように曲がった木の幹のよう現実に対して避けるのです。
アドラーは、人は仮想の障害物を創り出し、まるで障害物が行く手を邪魔しているように避けると解釈しています。
これは、ファイヒンガーの「かのようにの哲学」から採用したアイデアであり、ものごとは、あたかも理想的規範が人間の行動に対して設定されているかのように進行するというもので、アドラーは、個人がこの仮構の規範から逸脱している度合いを異常さと解釈しているのです。
自己評価が低すぎると（世界は危険過ぎると思い込んでいる）現実の世界から非現実な世界へ逃げようとします。
まるで障害物があるが如く。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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