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福場です。
上手くいっていないと感じている人が、もっとも罠にかはまる考えは上手くいくにはどうすればいいのか?という考えです。
なぜか?
そもそも上手くいっていないということでその人の現状の目的を達成している(成功している)ことに気づいていないからです。
上手くいかないように考えているからです。
たとえば、ある人が、この世界はとても危険なところである。私には、その危険を乗り越える能力はないという信念を持っているとしましょう。
このような信念を持っている人は、”何も成し得ない”ということで、目的を達成するのです。
つまり、世界は危険である。私には能力がないという信念の確認を、新たな課題に出会うたびに確認することで、”信念”(私の思い込み)を続けるのです。
これを例えれば、
世界を海だとして、海は危険なところだ。航海に出るには、船は小さいしボロいし、船の操縦技術もない、この海をわたる能力を備えていない。だから航海に出ることは無理だ。
という人は、どのような振舞を続けるでしょうか?
もし、航海に出るということが相対的にプラスの方向の優越への追求であるならば、航海に出ないことは、勇気のない情けないこと、ダメなことであるという感情をもたらすでしょう。
しかし、海は危険だし、この海をわたる能力を備えていないと思っているのですから、おそらく航海に出ることはないでしょう。
海のコンディションが悪いと言っては航海を取りやめるのか
船の状態が悪いと言っては航海を取りやめるのか。
あるいは、船の準備中。あるいは、操縦技術を勉強中。
あるいは、他の理由(家族を置いてはいけないなどなど)で止めるのか。
あるいは、少し海へ出ては、準備不足だといって、すぐに戻るかもしれません。
港から海を見続け、さも航海に行く準備をしているように見せるかもしれません。
(いろいろな勉強をして、本をたくさんよんで、いろいろなセミナーに行く人に似ています)
あるいは、航海に何の意味があるのだ!と航海そのものを無意味な行為だと批判するかもしれません。
あるいは、航海ではなく、飛行機を使って飛ぶことを考えていると試行錯誤するかもしれません。
いずれにしろ、海が怖い、私にはこの海をわたる能力がないということを自分自身からも他者からも
隠蔽し続けるかもしれません。
この隠蔽の1つに、上手くいく考え方というものがあります。
今の私は、考え方が悪いんだ。
だから考え方を矯正し、他にいい方法が浮かぶように考えているんだという時間つぶしをして先延ばしをするのです。
考えている間は、劣等感を隠して航海を先延ばしできるからです。
問題は、最初から航海をするつもりがないということです。
なぜなら
海が凄く危険なところだと思い込んで、海のことをもっと詳しく理解しようとしていないこと。
航海する能力がない(船、技術)と思い込んで、それを高める努力を何もしていないこと。
航海へ出るために何をするべきなのか?
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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