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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、アドラー心理学では、『勇気づけ』ということがよく言われます。
たとえば、子育てで重要なことは、『褒める』ことではなく、『勇気づける』ことである、などと。
しかし、この『勇気づけ』、言葉ではなんとなくその意味がわかるような気がしても、実際にはどうすればいいのか、よくわからないのではないでしょうか。
ドン・ディングメイヤー氏は、この勇気づけを次のように定義しています。
勇気づけとは、自己尊重(自尊心)と自己信頼を築くのを支援するために個人の持ち味と潜在力に焦点を当てるプロセスであり、勇気と信頼を確立するのに欠かせない技術を適用することで現実化させる理論である。
具体的には、相手の人を尊敬し、対等な立場に立って相手を信頼し、……。
まあ、端的に言えば、
『相手の人には能力があると信じている』かのように接する、
ということだと思います。
親は、幼い子どもを何もできない能力のない相手だと思って接してしまいます。
それゆえ、その行動に対して
「ああだ、こうだ」
とやかましく口出ししてしまうのです。
それが子どもにとっては、大いに勇気をくじくことになってしまうのです。
しかし、相手に問題を解決する能力があると信じていれば、その人の行動に対して、イチイチやいのやいと口出しする必要性を感じるでしょうか。
黙って見守っているか、簡単なアドバイスをするだけで済むのではないでしょうか。
これは仕事でも同じことです。
部下に能力があると信じている上司は、部下のやり方にイチイチ口出ししないものです。
上司が部下に口うるさく指示を出すのは、部下の能力を信じていないからに他なりません。
それゆえ、それが部下の勇気をくじくことになり、部下は反発を感じるようになるのです。
『相手の人には能力があると信じている』かのように接することを心がければ、自然と勇気づけが出来ているものだと私は思うのです。
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