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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、子どもが言うことを聞かないというのは、いつの時代も、親の悩みの種です。
しかし、それが、いつの時代も親を悩ませる大きな問題だとすれば、それは、同じような子育てが常に繰り返されてきたことをも意味しています。
端的に言えば、子どもが親の言うことを聞かないのは、親の言うことを聞くことに何のメリットもないからです。
人間の行動には目的があります。
それゆえ、子どもの行動にも、もちろんその目的があります。
子どもが親の言うことを聞かないのは、親の言うことを聞いていたのでは、自らの目的が達成できないからです。
たとえば、姉と弟という二人きょうだいがいたとします。
姉の方は、素直な子で親の言うことをよく聞くのですが、弟の方はまったく親の言うことを聞かずに反発ばかりしている、としましょう。
こんなとき、弟は、姉との比較において自分は劣っていると感じているのです。
つまり、同じように素直な子になっても、自分は姉のようには注目してもらえないと感じているのです。
それと同時に、親は、自分よりも姉の方を気に入っているのだと思っているのです。
なぜなら、このような場合、大抵の親は、この弟と姉とを比較し、本人の前で姉のことをほめるからです。
「お姉ちゃんは、よく言うことを聞くのに、それに比べて……」
あるいは、
「お姉ちゃんを見習いなさい」
などと。
そこで、この弟は、親の言うことを聞かないことによって、親の注目を自分に集めようとするのです。
また、言うことを聞かないことによって、自分が姉よりも嫌われていることを証明しようとしているのです。
こんなときには、この弟の適切な行動に大いに注目を与え、彼を勇気づけ、
「私たちは、あなたのこともお姉ちゃんと同じように好きですよ」
ということを明確に伝える必要があるのです。
そして、決して、姉と比較をしないことです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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