ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回記事の続きです。
前回の記事では、人の行動への対処の仕方に関していただいたご質問に対して、人の行動は、常に、何らかの形で自らの価値を高める方向に動くという観点から話を進めていきました。
そして、まずご質問にありました男尊女卑の男性が、どのように自分の価値を高めようとしているのか、そのことについてご説明しました。
(前回の記事の詳細は→コチラ )
今日は、次にご質問にありました、注意されると言い訳とふてくされる態度を取る男性の話をしたいと思います。
注意されると言い訳をするのが自分の価値を高めようとうする行動であることは、誰しもが納得されることだと思います。
政治家や企業のトップが、自らの不祥事や会社の不祥事に対して、懸命に言い訳の会見を開くのは、不祥事によって傷ついた自分たちの価値を高めようとする努力に他なりません。
この男性も同じように、注意されたことに対して言い訳をし自分の行動を正当化することによって、下がってしまったと思っている自分の価値を高めようとしているのです。
では、ふてくされた態度の意味するところは何か?
これも、自らの価値を高めようとする動きに他なりません。
人が注意されたり叱られたりするということは、当然のことながら、その人の立場が、注意した相手よりも下にあることを意味します。
つまり、自分の価値が相手よりも劣っているということです。
そこで、ふてくされたり反抗的な態度を取ることによって、
「私は、あなたの言うことには従いませんよ」
と暗に示すことで、自分の立場を相手と対等か、あるいは上であることを誇示しようとするのです。
要は、そのような態度で優越感に浸ることによって自分の価値を高めようとしているのです。
つまり、本来であるならば、注意されたことに対して素直に反省し、仕事に真摯に取り組むことによって自分の価値を高めようとするのが建設的な行動であるのですが、この男性は自分に自信がないために、言い訳やふてくされた態度という非建設的な行動によって自らの価値を高めようとする欺瞞を演じているのです。
この続きは、次回に書きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
幸せになりたい方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ
をクリックしてください。