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心理コンサルタントの福場です。
人は多かれ少なかれ環境からの影響を受けます。
その１つに、その地域の”文化”という環境があります。
たとえば、欧米では、収入（経済的成功）や自由に価値を置いている文化、
日本では、和を重んじる文化だと思われます。
戦後、日本でも欧米化が進み、食生活だけでなく、教育面や生きる意味まで、
どうやら欧米的価値観に影響を受けているようです。
その影響は、英才教育や受験戦争のような学歴志向として現れ、
良い会社に勤めることや経済的成功し、早くリタイヤして自由に暮らすというスタイルを目指すまで、
いつしか生きる目標まで、影響を受けてしまっているようです。
（躾という教育に価値を置かなくなり、いつしか性格特性は遺伝で決まるもので、
教育するものではないと考えるようになってしまったように思うのです）
しかし、幸福とは、そのような状態で感じるものではないのです。
私は、幸福は、その人の性格特性から生まれる生きる意味が主に決定づけると考えています。
人は、どんなに金持ちでも、どんなに学歴が高く優秀でも、どんなに良い会社に勤めていても
どんなに自由でも、本人が、不幸だと感じているなら不幸なのです。
和を重んじる日本の文化の影響は、自分の能力を他者のために使う、貢献と協力の関係を築き、日本の経済発展の源泉だと思っています。
だから、どの国と比較しても品質重視の素晴らしいモノ作りができているのだと思うのです。
その価値観は、日本人から簡単には消え去りませんし、欧米の価値観にとって変わることはないと思っています。
経済的成功を目指し、自由に生きることを目指すことをあまり良いように感じなかったり、いざ経済的成功したとしても、自由気ままに生きることに罪悪感をもったりするようです。
日本人は、定年後も働いたり、ボランティア活動をしたりして、自分の能力を他者のために使うことに生きがいを感じるのでしょう。
私は、幸福は、その人の性格特性から生まれる生きる意味が主に決定づけると考えています。
だから、性格形成により良い影響を与える教育こそ、大事だと思うのです。
それが、気づきの思考法の原点なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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