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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、百人一首の中に、
『人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほいける』
という、紀貫之の歌があります。
現代語に訳せば、
あなたの心はどうでしょうか?人の心はわからないけれど、慣れ親しんだ梅の花だけは昔と変わらない香りがしています。
となるでしょうか。
確かに、人の心というものは、移ろい易く変わりやすいように見えます。
右と言っていたものを左と言ったり、左と言っていたものを右と言ったり。
まるで掌を返したかのように、昨日までとは百八十度違う態度を見せるときがあります。
それこそ、コロッと変わったかのように見えます。
それは、自分自身も決して例外ではないでしょう。
しかし、人の態度がコロッと変わるのは、決して心が様変わりしたからではないのです。
それは、あくまでも表面上のことであって、人の行動は常に一貫しているのです。
その人の目的に向かって、常に一貫しているのです。
昨日の福場の例を借りれば、年初に立てた目標を続けられずに諦めてしまうという行動は、その人が初心の決意を忘れ心変わりしたかのように見えます。
まるで意志が弱いかのように。
しかし、その人の行動は、その人の目的に向かって一貫しているのです。
つまり、
「行動しない」
「ものごとを成し遂げない」
という目的に向かってです。
ものごとを途中で諦め、
「私は、なんて意志の弱いダメな人間なんだ」
と自分を責めていれば、いつまでも前に進まなくても良いのです。
行動しなくても良いのです。
その人の行動は、「前に進まない」という目的に向かって常に一貫しているのです。
一見すれば、様変わりしたかのように見える人の態度も、もっと大きな流れの中でその人の行動を見てみれば、その人の行動は、ある目的に向かって常に一貫していることに気づくことができるのです。
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