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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、人間関係において、自分の意見をはっきりと相手に伝えることは大切なことです。
良好な人間関係とは、相手に合わせながら自分の意見を押し殺し、いつもニコニコして付き合うことではありません。
お互いが相手の意見に真摯に耳を傾け、そして、お互いが自分の意見をきちんと言うことが出来る。
それこそが、良好な人間関係と言えるものです。
ただ、ここで気をつけるべきことは、相手への非難は決して意見ではないということです。
多くの人たちが意見と非難を混同し、他人への非難を自分の意見だと勘違いされています。
たとえば、『ID野球』や『野村語録』などで有名なプロ野球の野村克也さんは、残念ながら、他人への非難を自分の意見だと勘違いされているように感じています。
彼は、プロ野球の解説などでいろいろと選手に言及する発言をされることが多いのですが、今でも覚えているのは、少し古いですが、前回のWBCの東京ラウンドでの決勝戦において、韓国に1対0で負けた試合での当時の城島捕手に対するリード面での解説です。
プロ野球に興味のない方は少しわかりづらいかもしれませんが、我慢して読んでください。
この試合では、韓国の4番バッターに決勝のタイムリーヒットを打たれて日本が敗れることになったのです。
このとき、城島捕手は、得点圏にランナーを背負いながら、相手の4番バッターに対し内角への投球を続けて要求し、それが結果的に打たれて唯一の失点を許すことになり、日本が敗れました。
そのことを指摘しながら、野村さんは最後にこう付け加えました。
「往々にして、O型の捕手というのは、同じところを続けたがる。」
後日、城島捕手は、この発言に対して不快感を示し、これに対して野村さんは、
「私は、意見を言ったまでだ」
と述べられていましたが、これは、残念ながら意見ではなく、相手に対する人格非難だと思われます。
野球のリードにおいて、選手の血液型は関係ありません。
この場合、もし自分の意見を述べるとしたならば、
「勝負球を内角にするのは悪くはないのですが、その場合でもセオリー通り、外角も有効に使って球を散らせながら、相手に的を絞らせないリードをする方が良かったと私は思います。」
というような表現になるでしょう。
意見は自分の考えの表明であって、決して相手を攻撃することではありません。
この続きは、次回に書きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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