「悔しい」という欺瞞 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、先日、プロ野球の日本シリーズが、セリーグの覇者である読売巨人軍とパリーグの覇者である北海道日本ハムファイターズとの間で行われ、巨人が3年ぶり22度目のシリーズ制覇を果たしました。


巨人ファンのみなさん、本当におめでとうございます。


また、北海道日本ハムファイターズのファンのみなさん、非常に残念でしたね。


両者の実力は拮抗しており、連日、手に汗握る熱戦を繰り広げていましたが、紙一重の差で巨人に軍配が上がったようです。


その日本一が決まった試合は、巨人が先行し、その後、中田選手のホームランで日本ハムが追いつくなど、見ていてとても面白かったのですが、ただ、巨人の日本一が決まった後のインタビューを見たときには、とても残念な思いがしました。


それは、日本ハムの栗山監督のインタビューです。


栗山監督は、負けたことの悔しさを体一杯ににじませ、その悔しい気持ちをしきりに吐露されていました。


その中で、まず私が残念に思ったのは、栗山監督の口から勝者に対して敬意を表する言葉が一言もなかったことです。


あるいは、そのインタビューのビデオは編集されており、どこかでそのような発言があったのかもしれませんが、仮にあのインタビューの受け答えがすべてであったのなら、それはとても残念なことです。


次に残念に思ったのは、悔しい気持ちを人前で延々と話されていたことです。


これは、栗山監督に限ったことではありませんが、最近スポーツを見ていると、試合に負けた日本選手が勝者に対して敬意を表するどころか、試合に負けた悔しさを前面に押し出し、悔し涙を流しているのをよく見かけます。


これは、とても残念なことです。


なぜなら、人前で負けた悔しさを表現するのは、負けた結果を受け入れることを拒み、負けたことの言い訳をしていることに他ならないからです。


それは、試合に負けたという結果を自ら受け入れ認める勇気を失っていることの表れです。


試合に負けたという結果を認め、そのことに対する非難や批判を一身に受け入れ、悔しさをグッと噛みしめながら勝者に敬意を表する。


そのような勇気のある選手は、間違いなく飛躍的に伸びます。


負けたことを受け入れられず、悔しさをしきりに表現する選手は、負けることに対して恐怖を感じていることを意味しています。


それゆえ、相手に勝つことばかりにこだわり過ぎて、試合において自分のベストを尽くすことができなくなります。


その結果、また試合に負けるということを繰り返す可能性が高いのです。


彼らは、自分のベストを尽くしていないからこそ、その負けを認められないのであり、自分のベストを尽くしていないからこそ、悔しさを表現して言い訳をする必要が出てくるのです。


そのために、同じことを繰り返す可能性が高いのです。


試合に勝つためには、自分のベストを尽くす必要があります。


そのためには、相手に勝つことだけにこだわるのではなく、常にベストを尽くせるように試合に集中する必要があります。


試合においてベストを尽くすことが出来れば、たとえ負けたとしても、その結果を認め受け入れることができます。


そして、勝者に敬意を表することによって、相手がどの点で勝り、自分には何が足りなかったのかということを認めることができます。


そのような勇気のある選手は、負けた悔しさをバネにして、自分の能力を高めるためにステップアップすることができるのであり、次の試合でもベストを尽くすことが出来るのです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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