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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、私たちは、普段から、
他人の噂話で盛り上がることがよくあります。
他人の話をするときに、
私たちは、
その人のことを考えながら話をしているように感じていますが、
実際には、その逆で、
その人のことなど考えていないのが実情です。
つまり、
その人のことを語ってはいるが、その人のことを考えてはいないのです。
なぜなら、
その人のことを考えると、
その人のことを話題にするのを躊躇ってしまうからです。
たとえば、
昼休みに気の合う同僚と昼ご飯を食べながら、
その場にはいないAさんの話をしていたとします。
このとき、私たちは、
Aさんの話はしていますが、Aさんのことは考えてはいません。
つまり、
それが、Aさんのことを褒める話であっても、
あるいは、Aさんの悪口であったとしても、
そのことをAさんが聞けばどう思うか、
などということを考えながら話をすることはないということです。
その話を聞いたときに、本人は、喜ぶだろうか?
悲しむだろうか?
苦しむだろうか?
不愉快に思うだろうか?
怒るだろうか?
笑ってくれるだろうか?
それとも、黙ってその場を立ち去るだろうか?
などと考えると、
もはやその人のことを話すことはできなくなってしまうものです。
私たちが、他人の話をしているときにも、
結局考えていることは、自分自身のことなのです。
それは、
他人の悪口を言って優越感に浸ろうとしているのかもしれませんし、
その場で受けようと思って話をしているのかもしれません。
私たちは、
他人のことを語っているときには、その人のことを考えていない。
このことに気づけば、
自分のした話が他人の耳に入って、
誤解をされたり不愉快な思いをされたりすることも、
少なくなるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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