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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、昨日の記事で、
子どもが反抗期に入る前には、
親の子どもに対する態度の急な変化が伴っている、
ということを書いた。
(昨日の記事の詳細は、→コチラ )
そして、この頃になると、
子どもは、『心の理論』を理解できるようになる。
(『心の理論』の詳細は、→コチラ )
子どもは、『心の理論』が理解できない間は、
他人と自分の区別ができない。
従って、親と自分を同一視している。
つまり、それは、
自分の利益と親の利益が同じだと思っていることを意味している。
この場合、
子どもにとっての利益とは親の投資を得ることであり、
それは、親の注目を得ることに他ならない。
生まれたばかりの子どもは、まさに親の注目を一身に集めており、
子どもは、親の投資を100%得ていると感じることができる。
しかし、子どもが成長するに従って、
親は子どもへの投資を少しずつ減らしていこうとする。
要するに、子どもをしつけて乳離れさせようとするわけだ。
ここに、親と子どもの利害の対立が生じる。
そんなとき、子どもは『心の理論』が理解できるようになる。
つまり、親と自分を区別して考えられるようになるわけだ。
その結果、
今まで自分の利益と親の利益が同じだと思っていたものが、
違うということに気づくようになる。
そして、まさに親は、自分への投資を減らす行動を始めている。
子どもは、このことに危機感を感じるようになる。
そして、
この親の変化に対して競争で応じようとし始める。
それが反抗期である。
しかし、子どもが常に親の投資、
つまり親の注目を欲しようとしているのなら、
反抗や拒否の態度は逆効果ではないか、と思われるかもしれない。
だが、そうではない。
現に、子どもたちは、反抗することによってその目的を達成している。
なぜなら、
子どもが親に反抗し手を焼かせれば焼かせるほど、
親は、子どもの行動に注目し、構わざるを得なくなるからだ。
こうして、子どもは、
親の子どもへの投資を巡る競争に勝とうとするのである。
では、このような親子の対立は、常に、やむを得ないことなのか?
いや、必ずしもそうではない。
この続きは、次回に書きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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