子育てと親子の対立 その8 親と子の競争の始まり | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、昨日の記事で、


子どもが反抗期に入る前には、


親の子どもに対する態度の急な変化が伴っている、


ということを書いた。


(昨日の記事の詳細は、→コチラ


そして、この頃になると、


子どもは、『心の理論』を理解できるようになる。


(『心の理論』の詳細は、→コチラ


子どもは、『心の理論』が理解できない間は、


他人と自分の区別ができない。


従って、親と自分を同一視している。


つまり、それは、


自分の利益と親の利益が同じだと思っていることを意味している。


この場合、


子どもにとっての利益とは親の投資を得ることであり、


それは、親の注目を得ることに他ならない。


生まれたばかりの子どもは、まさに親の注目を一身に集めており、


子どもは、親の投資を100%得ていると感じることができる。


しかし、子どもが成長するに従って、


親は子どもへの投資を少しずつ減らしていこうとする。


要するに、子どもをしつけて乳離れさせようとするわけだ。


ここに、親と子どもの利害の対立が生じる。


そんなとき、子どもは『心の理論』が理解できるようになる。


つまり、親と自分を区別して考えられるようになるわけだ。


その結果、


今まで自分の利益と親の利益が同じだと思っていたものが、


違うということに気づくようになる。


そして、まさに親は、自分への投資を減らす行動を始めている。


子どもは、このことに危機感を感じるようになる。


そして、


この親の変化に対して競争で応じようとし始める


それが反抗期である。


しかし、子どもが常に親の投資、


つまり親の注目を欲しようとしているのなら、


反抗や拒否の態度は逆効果ではないか、と思われるかもしれない。


だが、そうではない。


現に、子どもたちは、反抗することによってその目的を達成している。


なぜなら、


子どもが親に反抗し手を焼かせれば焼かせるほど、


親は、子どもの行動に注目し、構わざるを得なくなるからだ。


こうして、子どもは、


親の子どもへの投資を巡る競争に勝とうとするのである。


では、このような親子の対立は、常に、やむを得ないことなのか?


いや、必ずしもそうではない。


この続きは、次回に書きたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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