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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、今日から5月ですね。今日は、ゴールデンウィークに水を差す生憎の天気ですが、みなさんは、いかがお過ごしでしょうか?
私は、昨夜遅く、自宅の本棚があまりにも雑然としているのが気になりだし、古い本でも少し処分しようかと、よせばいいのに整理をし始めてしまいました。お陰で、寝るのが大変遅くなってしまいましたが。
整理の途中で、私にとってはとても懐かしい本を見つけ、懐かしさのあまり思わず手に取り、パラパラとページをめくってみました。
その本とは、
- 吾輩は猫である (岩波文庫)/夏目 漱石
- ¥693
- Amazon.co.jp
です。
「我輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当もつかぬ。」
この有名な書き出しで始まるこの小説は、言わずと知れた(若い人たちはあまりご存じないかもしれませんが)、明治・大正の文豪夏目漱石が40歳の頃に書き上げた彼の記念すべきデビュー作です。
確か、私が初めて読んだのは、小学校5年生の時。
それまで、推理小説、と言っても主に少年探偵シリーズ(これまた非常に懐かしいですが)しか読んだことのなかった私が、夏休みの読書感想文の宿題で、少し「ええかっこしてやろう」と思って読んだのがこの本でした。
もうかれこれ30年以上も前のことで、その当時に買った本がいまだに大事に残してあったことに、我ながら少し驚きました。
しかし、何せ書かれたのが明治時代ゆえに、小学生だった当時の私にとっては、旧仮名づかいによる表現が難しかったり、わからない言葉が多かったりと、その面白さの半分も理解できなかったように記憶しています。
それでも、小さい頃に少し背伸びをして難しい本を読むと、難しい表現やわからない言葉を辞書で調べたり、あるいは、前後の文章からその意味を理解しようとするようになるので、読解力が向上するのは間違いありません。
読書と言えば最近では、速読が、脳を活性化させるという効果があるとして徐々に世間の耳目を集め始めているようです。ある研究によれば、動体視力を向上させる効果が期待できるらしく、スポーツ選手の中には、トレーニングの一環として速読を取り入れている人たちもいるようです。
速読の効果について、ここであれこれ議論するつまりはありませんが、ただ、「1冊何分で読める」という言葉を聞くたびに、読書好きの私としては、とても寂しく感じるのが本当の気持ちです。
やはり、本を読むということは、作者の書いた文章の一文一文と真摯に向き合い、その意味するところを読み取り理解する努力をし、その本の世界にどっぷりと浸ることによって、新たな知識を得たり想像力を豊かにしたりしてくれるところがあると考えていますので、効率性ばかりを追求するのではなく、そういった読書の醍醐味を大事にして欲しいな、などと思ってしまうわけです。
何かとりとめのない記事になってしまいましたね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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