勇気づけという誤解ー子育てに必要なことー | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントのふくよしです。


しらたきが書いていた 子育てに必要なこと →記事はコチラ



にも少し書いていますが、世界の将来を考えると、子育てをきちんとすることは重要であり、大切なことであり、そういう観点から、”勇気づけという子育ての考え方は、広がって欲しいと思っています。



しかし、注意が必要なのです。



子供には、基本勇気づけはしてはいけません。(勇気づけが必要だという態度に問題があるからです)



なんで!って思われるかもしれませんが、そもそも、人間は、生得的に勇気はあるのです。



勇気を失った大人(ここでは、親が)、子供の勇気を奪うのです。



つまり、勇気くずしをしないように注意が必要なのです。



勇気づけが必要なのは、些細なことで、怒ったり、悲しんだりする(感情が乱れる)親の方なのです。




日常生活で、間違っても、子供に、勇気づけが必要だと勇気づけを意識して、意味不明な言葉を使っているととんでもないことになります。




あなたが(表面上)望んでいることと全く逆に、あなた(子供)は”勇気がない”ということを自覚し始めることになります。



親と子の立場(責任の範囲)は違っても、人間として対等であり、尊敬しあう関係です。



つまり、勇気がないから勇気をつけてあげなければならない(上下関係)という思考、態度が子供に伝わるのです。



これは、”励まし”という態度なのです。





以下に世界的に有名な著書”七つの習慣”からの抜粋です。


”息子が学校にうまく適応できず、成績がかなり落ち込み、試験では、良い成績をとるどころか、解答の記入の仕方さえ理解することができなかった。と接することにおいても未熟で、周りの人間を困惑させることがしばしばあった。



野球をすれば、ボールが来ないうちにバットを振ってしまうほどのすポーツの苦手な子供であった。


そんなことで周りの子供たちからも笑い者にされていた。




私たち(親)は、なんとか息子を助けたいと必死になっていた。なぜなら、私たち夫婦にとって成功したいと願う大切な分野がひとつあるなら、それは親としての成功だと強く感じていたからである。



自分たちの態度にも注意し、彼が前向きになるように励まし、彼の行動を改善させようとした。


『頑張るんだ!絶対にできる!できないわけがない』


そして、少しでもうまくできたときは、彼が自信を持っているように一生懸命に励ました。


『いいぞ、その調子でがんばれ』


しかし、そのつど、息子は泣き出し、『自分にはできない。』などと言い張っていた。



すべてがこのような状態であり、私たち夫婦は、深く心を痛めていた。


息子が完全に自信を失くしていくことも一目瞭然だった。



私たちは、彼を支え、手伝い、助けようと努力したが、失敗を重ねるばかりだった。



やがて、私たちは、一歩さがって違う観点からこの状況を見つめることにした。



すると、息子を助けようとして行ったことは、私たちの心の奥底に、『息子は劣っている、あるいは何かが足りない』という意識があることが浮き彫りになった。



だから、どんなに自分たちの行動、態度に働きかけようとしても、結果的にその努力は報われなかった。



私たちの表面的な行動や言葉をどう変えてみても、彼に実際に伝わっていたメッセージは、『おまえにはできない。だからお前を守る必要がある』というものになってしまっていた。”




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