このブログでは、心理学について、書いています。
したがって、心理学的に思考を使って、解釈したことを書いています。
もし、人間が、すべての欲求を満足した時に、どのようになるのか?
誰もが一度は、考えることかもしれません。
心理学的に思考し、検証してみましょう。
心理学の基本原則”人間のすべての行動には理由がある”
そして、その理由は、目的に向かう、志向性にある。ということ。
つまり、人は、常に、未来に向かって生きているということです。
人間は、他の動物のように、”存在することに意味がある”のではなく、”存在する目的に意味があるのです。”(と感じているのです)
残念ながら。。。
※前回記事:意識を使う-人生に気づきを与える心理学講座-の”3つ目の意識”の発達によるものです。
詳細は前回記事を参照下さい。⇒こちらから
つまり、満足をしているか、どうか?というところに意識すると、満足ができないのです。
不満足の時は、この不満足を満たそうと未来に目的を持って考え、満足になったその瞬間、この満足は、未来永劫続くのだろうか?あるいは、未来永劫続くように満足を満たし続けなけらば。。。と目的に向かって思考するからです。
つまり、常に未来に存在し、今ここに”不安”しかないのです。
だから、心理療法では、”今ここ”を意識し、気づくことをするわけです。
なぜなら、今ここには、”不安”はないのです
今ここにあるのは、今するべきこと。純粋な目的志向性だけだからです。
現状に、不満足の人が、未来を考え、もし満足になったとしても、きっと退屈だろうと結論づけることがあります。
そして、私は、今の不満足でもいい。と思うことで、現状を肯定するのです。
しかし、これは、心理的自己防御なのです。
実は、この行動の目的には、未来に手にいれるものを放棄するのではなく、未来に向かう、今ここにある自己の努力を放棄していることなのです。
そこに、気づくことが大切なのです。
つまり、能力を試さないことで、能力がないという不安を回避しようとする勇気のない手段なのです。
自己の能力を否定をしているわけです。
すべての人間には能力はあります。
能力があるのか?ないのか?ではなく、
能力を使うかどうかだけなのです。
人が、”今ここに意識を持つこと”ができれば、今するべきこと。能力を活かすことに気づくと思うのです。
その時に、”満足”を体験すると思うのです。