自分を変えるために-心の仕組み- その1 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

自分をより善く変わりたい。と思うことがあると思います。


自分を変えるための心の仕組みについて、概略を書きたいと思います。


私たちは大人は、自分が嫌なことは、おそらく他人も嫌だろうと相手のことを推測する。


自分が喜ぶことは、きっと他人も喜んでくれるだろうと相手のことを推測する。


恥ずかしいことを恥ずかしいと感じるようになる。


それは、人は、自分自身の行動(行為、考え)が、他人からどう思われるのだろうか?を推測できるからです。


そして、それは人それぞれ(多少)違います。(常識、良識を中心にバラツキがあります。)


つまり、これが、あなたと外界との(あなたの)現実なのです。


しかし、いつから、そう思うことが当たり前となったのだろうか?


子供を育てた経験のある方は、ご存知かもしれません。


どんな人がいても、欲しいおもちゃの前で、泣き叫び、駄々をこねる子


この子供は、どのように世界が見えているのだろうか?


どんな人がいても、どうして、子供は、お風呂上りに、平気で裸でうろうろできるのだろうか?


いつから、恥ずかしがるのだろうか?


心理学では、人は、最初に他者を推測すること。ができるようになることから始まります。しかし、子供は、自分が相手からどのように見られているのか?という自覚は、まだないのです。


だから、人前で、平気で、泣き叫び、駄々をこねるのです。だから、恥ずかしがらないのです。


人は、他者を推測することが最初に備わるのは、これは生きるうえで必要な能力だからです。

生まれたての人間は、他者の援助と協力なしには、生きることができません。

他者(親など)に、食べ物や身の回りの世話をしてもらう必要があるのです。

だから、他者(親など)に注目してもらうこと。これが生きるために必要な最初のとても重要な仕事なのです。

どうすれば、注目してもらえるのか?そのためには、他者を推測するのです。


もし、すねることで、目的達成、成功(注目を得ること)した子供は、

すねることで、成功すると信じるのです。(他者への推測が当たり!)


もし、駄々をこねることで、目的達成、成功(注目を得ること)した子供は、

駄々をこねることで、成功すると信じるのです。(他者への推測が当たり!)


静かに、おとなしくしていることで、目的達成、成功(注目を得ること)した子供は、

静かに、おとなしくしていることで、成功すると信じるのです。(他者への推測が当たり!)


怒ることで、目的達成、成功(注目を得ること)した子供は、

怒ることで、成功すると信じるのです。(他者への推測が当たり!)


この積み重ねが、信念となり、思考となり、その人のパーソナリティの基礎となるのです。そして、これが子育てという教育なのです。


補足:
遺伝的な要素で、最初に怒ることを選択するかもしれません。最初にすねることを選択するかもしれません
そして、その行為に関わり、生まれもったものを適切で、建設的で、人生を有益な面で、活かせるようにすることが教育となるのです。

例えば、すねることは不適切なことです。だから、幼児期の早い時期に、すねることを止めさせるには、すねることで失敗体験を積ませるのです。方法は、すねたら、相手にしない。これでいいのです。

怒る、褒める、なだめる、注意する。これは、すべて相手への反応になるので、注目という成功を得ることになります。すねると失敗するとわかれば、子供は、方法を変えてきます。


しかし、成長と共に、人間は動物との大きな違いが生まれます。それは、前頭葉の発達なのです。


つまり、他者を推測する能力を自分を自覚する能力に活かすことができるようになるのです。


これが、いわゆる思春期というものです。


そして、自分とは?という人間の大きな壁にぶつかるのだと考えています。