【塩】南の極みって、どうなの~? | 調味料エバンジェリスト下倉 樹

調味料エバンジェリスト下倉 樹

調味料(さ・し・す・せ・そ)に特化した講師や広報活動中です。

先日の講座で、話が出た『南の極み』。

さてさてどうなんでしょう~?


私的には、オススメはできないお塩です。



近くのスーパーに置いてあったので、チェックしてみました。

少し説明しますね。


天日のお塩って書いてあります。

海外では雨が少ない地域で、広大な土地を使い塩を天日で作っているところがあります。

(日本は雨が多いので、天日での塩はビニールハウスの中などになり、種類は少ないです。)


これはオーストラリア産。


裏はこんな感じです。

で、チェックしてほしいところは、『工程』です。

ちょっとわかりにくいですが、原材料の下に工程があります。


そこに書かれているのは『天日・洗浄・乾燥・粉砕』。

どういう意味かというと、

海水を天日で塩にしたものを、飽和食塩水で洗浄して、再度乾かして、細かく砕いているということです。


一度洗う工程をたどるのは、

長年外にさらしていると、ごみなども入るため、

塩が溶けないように不飽和食塩水で洗い、汚れを取り除いています。


それなら良いのかな?と思う方も多いかもしれませんが、

もう1つ見てほしいのが、

栄養成分の下に『塩化ナトリウム 99.7%』と書かれています。


これはほとんどミネラル分が入っていないことを示します。

といことは『食塩』と一緒。


なぜそんなことが起こっているのかというと、

オーストラリアの天日の塩は、

工業用に作られていることが多いため、

できるだけNaClだけの塩になるように作っています。

きっとその塩を使っているんじゃないかなぁ~と思います。


見た目もかわいいし、書いてあることも良い感じだし、

選ぶ方も多いかもしれませんね。


金額も190円ぐらい/500gでしたので、

安さでも判断できると思います。



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