シャモニー もうすぐ閉店 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

雪が降りましたとさ。

…なかったのに。
ようやく雪も溶けたのに。
そんな中、今日は2時間ばかり早朝からお仕事をしてきました。
仕事を終えて帰るころには、さらに真っ白になっておりました。
あれ?東京ではこの週末は花見とか聞いたのだが、何の冗談だ?
…東京の人にしたら、こんな時期に積雪なんて何の冗談だ?ってとこだろうが。
 
さて、仕事を終えてからシャモニーへ行ってきました。
今月で閉店する洋菓子の老舗、シャモニー。
相方が幼少の頃この辺りに住んでいた時によく行ってた店らしい。
2週間くらい前に一度買いに来たのだが、開店1時間で売り切れておりました。
なので今日は早めに来ました。

…開店20分前に着いたはずなのだが、この行列。
20~30人くらい、この寒い中を並んでおりました。
気温は氷点下3℃。
時折雪の降る中をひたすら待つみんな。
ある種の連帯感さえ生まれます。
そしてようやく開店。
店の前には
「本日の西線ロールは90個。先着18名様くらいまでお求めいただけます」
おお?18名?
1人5個として、そのくらいなのか。
わしまで届かないではないか。
 
しかし、ある種の連帯感を抱いた仲間である。
後の人に残すべく2つとか3つとか注文していきます。
そしてもうすぐわしの番。
しかしショーケースの中にある西線ロールはあとわずか。
義父母に1個ずつと、相方に1個、わしと娘に半分ずつの計4つは欲しいところ。
ううむ、しかしこれは、わしの目の前で売り切れるパターンっぽいのぉ。
 
と思ったら、前の方が「うちは1個をみんなで分けるので」
と、わしに1個残してくれました。
ありがたく最後の1個を…と思ったら、店の奥から西線ロールが追加。
4つ欲しいところだったけど義父母と相方の分でいいやと3つ注文。
譲り合いの精神を教えていただいたわ。
そして購入した瞬間、BGM で店内に流れたのがオルゴール版の「愛は勝つ」。
どんなに困難でくじけそうでも、最後は愛は(食欲は?)勝つんじゃのぉ。
店内には電車事業所からもお花が来てました。
市電の電停の目の前にあるシャモニー。
…閉店になったら、ここもマンションとかになってしまうのだろうか。
帰ってから、江別の義父母に届けてきました西線ロールと、さくらシフォン。
喜んでいただけたようです。
シャモニーもあと店が開くのは数日を残すのみです。
少し早いけれど、長い間お疲れ様でした。