キレイキレイしましょ | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

明日から、うちの局長がほかの職場へ追放!!!

という吉報が入った今朝。一週間限定ではあるが。
おおおっ、あの局長に一週間会わずに済むのか。いやめでたい。こりゃ今日は赤飯じゃのぉ。

とか言っておったが、まぁ当然ながら別の局長がやってきます。新しい局長がやってくるということは、とりあえず机を整理しなければならん。ということで、仕事が終わってから一斉に机の大掃除を開始。

ほとんど四次元引き出しになっておるわしの机。何が出てくるであろうかとドキドキしながら掘り出しておったが、クレジットカードやらストップウォッチが出てきたあたりはまだかわいい方で、軽く戒告くらいは受けそうなものが机の置くからゾロゾロと出てきおった。
ヤバいと思ってすぐにシュレッダーへ移動。このシュレッダーまで移動するまでが勝負なのである

怪しまれないように平静を装いながら謎の書類を抱えて移動し、何食わぬ顔でシュレッダーに投入せねばならん。決して怪しまれてはならない。ので、処分するものを一度にまとめて持っていき、いかに的確に素早く、かつ怪しまれないように入れるかが勝負なのである。
ここのシュレッダーはあまり多くの書類をぶち込むと止まってしまうという、仕事をなんと心得ているかと言いたくなるようなシュレッダー。万一にも止まってしまったら一大事である。なので、辛うじて止まらないくらいで、かつ出来る限り大量に入れられるように適当な量に分けて整理。この一束がシュレッダーに飲み込まれるまでおよそ5秒。10束にもなってしまったわしの秘蔵書類は、シュレッダー前に最低50秒は立ち続けなけて処分せねばならない。

50秒…なかなかの時間である。仮にシュレッダー前に50秒立ち尽くしておったら、何をしておるんかのぉとわしなら気になる。だが、気にされてはならないのである。いかに気配を消すか。もしくは自然と同化してしまうか。なかなかの難題である。

そこで、親切を装ってほかの人からもシュレッダーにかける紙切れを集めカモフラージュ。どれが誰の紙切れか分からないように偽装し、まとめてシュレッダーへ持っていきました。
どうだ、これでどこからどこまでがわしの怪しい文書かは分かるまい。
というか、ほかの人も結構、シュレッダー行きの文書が多いんですのぉ。まぁ、人に任せられるだけでも真っ当な文書なのでしょうが
わしの文書を他の人に任せてみよ。内容を覗き見られないか草葉の陰から気にしておらねばならんではないか。

かなり机の中がキレイになりました。これでどんな局長が来ても大丈夫。
優しい人ならいいんじゃがのぉ。

天気もいいし、今日はピクニックでも行っておいで♪

とか言ってくれる上司はおらんかのぉ。


整理が終わるまで小一時間を要してもうた。
わしの上司はダンボール1箱分もの持ち帰り物が出てきた模様。
ああはなりたくないものよ。
その点、わしは紙袋ひとつで済んだのだから、まだ全然マシじゃのぉ。