たつみや-鮨竜- | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

今日は仕事を終えてから、何か夕飯の買い出しでもしようかのぉと思っておったら、マルヤマクラスで相方と遭遇。 これも何かの縁である。 せっかくだからクラスで食って帰ろうか…という甘い誘惑に駆られて初めて立ち寄った「たつみや-鮨竜-」 ずっと寿司屋だと思っておったが、いや、確かに寿司屋なんだろうけど、居酒屋メニューも充実ということで、ちょっと遅めの新年会を兼ねて行ってきました。

通されたのは、掘りごたつの個室。 カウンター席もあるんだが、ほんの数人しか座れん。 寿司屋のカウンター席なんて、そんな恐れ多い所にはわしのレベルではまだ座れません。 わしのレベルでは回転寿司で精いっぱい。 そんなわしでも安心して座れる掘りごたつ付きの個室。 足をゆったりと伸ばせるからいいのぉ…と思っておったら、相方はまるで掘りごたつの存在を全否定するかのように正座で座っておるではないか。 テーブル越しにたまに座高が高くなったり低くなったりしておったが、たぶん足が痺れたら低くなっておるんでしょう。 あんパン嫌いの子の所へやってきたアンパンマン並みの全否定ぶりじゃのぉ

そして注文した、めくるめく居酒屋メニュー。 梅酒が飲みたいのぉ…と思って注文したパッションフルーツ梅酒は、やや空振りだった。 梅酒とパッションフルーツを合わせると、3対7でパッションフルーツの味が勝つと判明。 パッションフルーツ梅酒ではなく、梅酒風味のパッションフルーツジュースである。 カレーライスとライスカレーくらい違います。 ちょっとした表示偽装じゃのぉ。

食べ物の方は、天ぷら盛り合わせ、たつみや巻き寿司、お芋のチーズ焼き、にしんきりこみ、ぶっかけ梅蕎麦などなど、空腹に任せて注文。 主に応対してくれた女性の店員さんの対応が、かなり良かった。 あまりの丁重なお持て成しぶりに、もしかしたらとんでもない値段をぼったくられるのではないかと不安になるくらいの丁重さ。 もしかしたら、わしらのような庶民が来てはいけない所だったのではなかろうかと不安に駆られるくらいの見事な対応。途中で一発芸でも挟んでもらえるくらいが、一般庶民のわしにはちょうどいいくらいである。 ううむ、さすが円山は違うのぉ…と、円山に住んで3年目、ようやく気付いたわ。

そして、飲み食いしながら、相方とどうでもいい話を延々としておりました。 こういう店だから、もしかしたら隣の部屋あたりでは接待やら談合やらしとるのかもしれんが、わしらのバカ笑いだけが場違いに響いておった。 いつ退店を願われてもおかしくなかったのだが、そこを居座らせてくれたのは、このお店の心の大きさの為せる業よのぉ。

相方とは家でも色々と話はするんだが、どうも脱線する事が多くてなかなか話が進みません。 クリスマスパーティーの前も、わざわざ外で作戦会議を開いておったからのぉ。 今日は、明日の予定の作戦会議を開いておりました。 明日はまさに「決戦は金曜日」だからのぉ。 ドリカムである。 ドリームカスタムである。

そして、気付いたら1時間半以上、お店でのんびりしておりました。 隣の某自然食ビュッフェにいる時は、1時間もおればアッという間にお腹いっぱいになるのに、ここでは余裕を持っての1時間半。 時間無制限の食べ放題よりも、もしかしたらゆっくり出来るのかもしれん。

店から出ると、ちょっと金銭感覚がおかしくなっておった気がする。 木曜の市ということで、コロッケが一個50円で売っておった。 今なら、100個くらい買えちゃうような気分だったが、普段なら更に半額になるまで粘ります。 こんな生活しとったら、来年あたりには段ボールのおうちで暮らしておるかもしれんのぉ。