今日は、相方のご両親とご対面の日。 風雲急を告げるべく、夜中に地震が起きたりした辺り、地球規模で不安を煽っておるようである。
ということで、朝っぱらから妙に緊張してる相方をしり目に、バイキング楽しみじゃのぉ…というくらいの緊張感の無さを見せるかものはし。 緊張しない性質だからのぉ。 逆に、わしが紹介する時は緊張するんだろうか。 うちのオヤジが妙なダジャレを言い出さないように、圧力をかけ続けねばならないからのぉ。 なるほど、それは緊張するわ。
早めに札幌駅に出て、のんびりとコーヒーを飲みつつ作戦会議。 ところが、そんな作戦会議などさせるものかといわんばかりに予定より早く到着したご両親。 お陰で大した緊張をする間も無く、感動のご対面となりました。 予め相方がわしの紹介をしてくれてたお陰で、大した自己紹介をしなくてもわしの素性はモロばれでした。 一言でわしを言い表わせば「島根から来た観光客」。 そんな素性の怪しい人間である。 顔を合わせた瞬間に撃たれなかっただけでも恩の字である。
その後、京王プラザのバイキングへ。 ここへ来るのは初めてだが、さすが札幌は素敵なホテルが多いのぉ。 しかもここのバイキングがまた素敵。 料理がやたらと手が込んでる。 特に目を引いたのが、手作り感あふれるロールケーキ。 食べ放題のバイキングである。 ランチバイキングに来たのだが、デザートバイキングばりにあれだけ食っても悔いは無いのぉ。
しかし、相方のご両親の手前、いつものように最初からデザートを持ってくる訳にもいかずに遇えなく断念。 お腹の減ってるうちに美味しいデザートを美味しく食べる。 食べ物を作ってくれた方への礼儀だと思うがのぉ。 普段のバイキングで最初からデザートを持ってきたら、やたら周囲から指摘されます。 なので、今日は周囲の常識に合わせて最初は食事のみ持ってきました。 やはりデザートが無いと、お皿の華やかさが欠ける気がします。 その辺、風流の道を感じ取って欲しいものである。
そしてご両親と座って乾杯。 いざ料理を食べようにも、さすがにガツガツ食う訳にもいかずにお上品に食うかものはし。 わしにこんな優雅な食べ方が出来たんじゃのぉ…ってくらい、ゆっくりとバイキングで味わって食っております。 バイキングって、本能のままに先を争って食べる競技じゃなかったんじゃのぉ。 こんなゆっくり食べてもいいとは、さすが優雅なホテルのバイキングは違うのぉ。 山盛りにして歩いてる人がおらんかった。 ずいぶん隙間を空けたお皿が散見されたが、そこにデザートを乗せたりせんあたり、わしとは考え方が根本から違うようである。
そして、色々とお話をしながら食事。 バイキングということで割と話しやすい雰囲気だった事もあり、非常に和やかな食事会に。 途中で相方がトイレに行って放置プレイを受けたりしておったが、それにも負けずにダンディかものはしを演じておりました。 コーヒーを飲むときは、上質を知る人のような雰囲気が漂っておったことでしょう。 その雰囲気を、ご両親が感じ取ってくれたかどうかは定かではないが。
そしてデザートとしてロールケーキを取りに立ちあがったかものはし。 これだけなら10個くらいは食えるくらいの逸品である。 しかし、さすがに大量に持ってくる訳にもいかず、常識程度に持ってきました。 わしの常識ではない。世間一般の常識の範囲である。 世間の人は随分と謙虚な尺度で生きておるんじゃのぉ。
そして、大したボロを出す事もなく無事に食事会も終了。 どうやら相当緊張してるように見えただけだが、緊張ではない。ダンディなだけである。 やはり、その辺を汲みとってくれるのはなかなか難しいようじゃのぉ。 まぁ、これからじわじわとバレていく事になるのだろうが。