かもチャレ! | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

仕事を終えた帰り道。 マルヤマクラスまで着いて相方に連絡をしたところ、夕飯の買い出しをするということでクラスで合流し、夕飯の材料を物色。 さて、何を作ろう。 最近あまり食べていないもの…という事で辿り着いたのがピザコーナー。

ここで相方が、ピザを作ろうと言いだしたではないか。 なるほど、創作ピザですか。それは初じゃのぉ。 そして、わしに創作料理をさせようなど、相方も寛容になったのか、それともわしの料理の副作用か。

まずはピザ生地2枚とピザソースを購入。 そしてここで、互いにピザの材料を購入してオリジナルピザを作ろうということになりました。 2人で一枚?何を愚かな。 2人いるなら2通りのピザが出来るのが、創作料理というものではないか

買い物カゴ片手に食料品売り場をうろつくかものはし。 グラタンピザとかいいのぉ…とか、餃子ピザも美味そうじゃのぉ…と、焼いても大丈夫なものを物色しておったが、何かが違う。 せっかくの創作ピザである。 誰もが作らないピザを作らねば、せっかくこんな機会を作ってくれた相方に申し訳ないではないか。 ここは相方の度肝のを抜くピザを作り、創作料理でわしに挑む無謀さを骨の髄まで思い知らせねばなりません

長時間焼いても大丈夫そうで、ピザとチーズに合いそうなものを物色し帰宅すると、各自の部屋でピザ作り。 まず出来上がったのは、相方のピザ。

Dsc00128 菜の花やゴルゴンゾーラが絡み合った絶品ピザ。 惜しむらくは、上に散りばめられたピザスティック。 相方のささやかな抵抗が見受けられました。うむ、カワイイものである。

そして続いて出てきたのは、わしの作品。

Dsc00127 ハンバーグやチキンナゲットを積み上げた、到底ピザとは思えない標高を誇る創作ピザ。 美味しいものと美味しいものをこれみよがしに積み上げたところ、脂っこさ満載の成人病まっしぐらな一品になりました。 ハンバーグとチキンナゲットとピザの夢のコラボ。 まえだまえだも、素直でいい子になること受け合いである。

しかし、わしのピザ生地が半分しか使われて無い事に気付いた相方。 そして食べ終わったところで出てきた、わしの創作ピザ第二弾。

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まぐれもなくピザである。 誰がどう見てもピザではないか。 ちゃんとピザ生地が使われておるからのぉ。全く見えんが。

【作り方】

①ピザ生地をシュガートーストの要領で焼いてラスクにする。 ②大福をピザ生地に乗せて、適度に溶けるくらいに焼く。 ③湯煎で溶かしたチョコをおもむろにかけて、適度に冷やす。 ④ホイップクリームを作って、まんべんなく塗ったくる。 ⑤お好みでトッピングを楽しんで完成。

デザートは別腹という概念を打ち砕かんばかりのボリュームを誇るデザートピザ。 何しろ、大福が3つも入っておるからのぉ。 しかし、これだけ苦労して作ったのに、相方が全部食ってくれません。 わしの手料理が食べられないのか!と言ったら、遠慮なく頷いておりました。 どんだけ苦労して生クリーム作ったと思っておるんじゃ。 一人でムスカのような笑みを浮かべながら泡立て器を振り回しておったというのに。 そんな苦労を汲んで、早く食って欲しいものである。 時間が経つと、どんどんチョコが固まって手に負えない一品になってしまうからのぉ。 しかしこれで当分、わしに創作料理で挑むことはあるまい。

Dsc00129主な材料