本読みました【4冊 町田そのこさん,乃南アサさん,真門浩平さん,川上佐都さん】 | メバチ母のブログ

メバチ母のブログ

旅立ってしまったセキセイインコの名前がメバチ、なのでメバチ母です。

赤ちゃんの時、目がぱっちりして、とてもかわいかったので!

病気や体調、その時々の思い、読んだ本などを記録に残したいと思います。

ベンゾ系リボトリールを1年8ヶ月で減断薬しました。

旅行から帰ってきてから、返却期限が迫っている本に追われてなかなか元の生活に戻れず、でした。
少しずつ日常に戻しまして…、図書館行ったり、カー〇〇行ったり、歩いたりしてます。
腰痛も戻りました。
戻らなくていいのに…−3−
疲れが出たかな…😓

溜まったドラマもこれからTVerで観ます。





読んだ本です
『夜明けのはざま』町田そのこ

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」
親友の自死の知らせを受けた葬儀ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝う花屋…。
死を見つめることで自分らしさと生への葛藤と決意を描く。


読みたかったこちらの本、やっと回ってきました。
けっこう急いで読んだけど、思ってた通り深かった。

葬儀社で働く真奈、仕事に誇りを持っていて、それを認められない恋人純也との別れはどうしようもなかったけど、切ないです。
どちらの気持ちも理解できる気がするけど、折り合いつけられないのならそれしかない。
トラウマというものはどうしょうもないもの?
こんな良い人もういないかもしれないけど…、恨むことも出来ない、気持ちの持って行きどころがないのは辛いけど、きっと真奈さんなら良い人生歩める気がします。

しかし、親友なつめさんのの自死の葬儀担当になるのはキツイです…。
楓子さんの結婚相手とその家族、腹立つわー!
離れろ!と思いながらその通りになってホッ。
苛めの問題も腹立たしかったわ…。
と、限りなく長く語ってしまいそうな小説です。

私個人としては、両親の他界時に葬儀社の担当の方にとても助けていただいたので、感謝の気持しかなく、きっとものすごく大変だけど素晴らしいお仕事だと思います。
今の記憶を持って生まれ変わったらこの仕事を目指したいとさえ思います。
自分には務まらないかな…。




『緊立ち』乃南アサ

カメラアイを武器に群衆の中から手配犯を捜す警視庁刑事と広域捜査を担当する刑事。
ある時「強盗および殺人の手配犯がここにいる」という緊立ち回り情報が入り。
本格警察小説。

こちらも待ちました。
警察小説、得意ではないのですが、乃南アサさんの小説はいつも通りすんなり読めます。
すんなりどころかけっこう食い付いて読みました。
今回は短編だけど物足りない感じはなかったです。

小桃という可愛い名前の刑事さん。
特殊な能力を持つが、ひとりの女性としては器用な方ではないみたい。
この旦那さん、私も好きじゃないです。
怪我した奥さん残して、片付けもしないでいなくなるってさ…!→そこ?そこだよ!良い人ぶってるけどさ、こういう細かいところで人間性出るんだよ!😡

燈さん、小桃さんより大人だけど、いろいろあって刑事といえどもひとりの人間。

事件のことだけでなく、女性の目線、生き方としても描いているところ、さすが乃南アサさん。
シリーズ化して欲しいです。




『ぼくらは回収しない』真門浩平

数ヶ月に一度の日食が起きた日、名門大学の学生寮で女子生徒が亡くなった。
自殺と考えられたが、学生たちば独自に事件を調べ始め…。
第19回ミステリーズ新人賞受賞作「ルナティック・レトリーバー」を含む5編を収録。


若い人が書いた小説という感じでした。
話としては面白かった。
HSPのことを絡めたり、今どきの小説だなって思いました。
ただ、トリックというのが、私は苦手ということがわかりました。
というのは、多分私の頭が悪いため!
何か考えるのが面倒になってしまう。

きっと急いで読まねば!が良くなかった。
やっぱり読書は余裕を持って読まなければ、と同じ失敗をしました。
その中でもあまり考えなくてもよかった「カエル殺し」は読みやすかったです。
芸人さんの世界は過酷ですね…。



『今日のかたすみ』川上佐都

分かり合えないカップル、気楽な友人同士、距離感のある父娘、アパートの隣人同士、ひとり暮らしの青年。
5つの生活を通して、誰もが記憶のかたすみに持つ暮らしの中の悲喜交交を優しく掬いあげた短編連作集。


こちらも急いだので、失敗の巻。
何気ない日常の会話、表現から何かを感じ取るには、ゆったりした気持ちで余韻を楽しむ余裕がなければ、こういった本の良さはわからないと思います。
その中でも隣のおばあさんとの交流の話「ピンクちゃん」は切なさもあって印象に残りました。

また、読む機会があればいいと思っていますが、それは難しいかも…。
川上佐都さんの他の本も読んでみたいです、余裕を持ってね!



今、図書館から続々と「準備できました」のお知らせが届いています。
嬉しいけど、もっと上手〜く均して届くといかないものかな…と仕方のないことを考えながら…。

また次回です♪