本読みました【4冊 辻村深月さん,小川有里さん,桜木紫乃さん,砂村かいりさん】 | メバチ母のブログ

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旅立ってしまったセキセイインコの名前がメバチ、なのでメバチ母です。

赤ちゃんの時、目がぱっちりして、とてもかわいかったので!

病気や体調、その時々の思い、読んだ本などを記録に残したいと思います。

ベンゾ系リボトリールを1年8ヶ月で減断薬しました。

明日は通院日です。
待ち時間に読書できるので、待つことはそれほど苦痛ではなかったのですが、最近になって、いつ呼ばれるかという状態での読書が落ち着かなくなってしまって…。
マルチタスクができなくなった!に通じるのかな?
これも加齢かな?

でもただボ〜ッと待つのもつまらない。
こういう時こそ短編集が良いですね。



読んだ本です
『この夏の星を見る』辻村深月

コロナ禍で登校や部活が制限される中、しかし出会いもあった。
オンライン会議を駆使して全国で繋がっていく天文部の中高生たち。
「スタートキャッチコンテスト」開催の次に彼らが担うのは…


辻村深月さん、ごめんなさい(_ _;)
あなた様の作品を読んで、初めて物語の中に入っていけませんでした。
星や理系にあまり興味がなくても、辻村さんの本ならそんなの関係なく、登場人物の気持ちに共感したりしなかったりしながら、楽しめるかと期待していたのですが、あまり興味のない題材に阻まれた感じでしょうか。

コロナ禍の中、本来なら出来るはずのことを諦めなければならなかった学生たちが、コロナ禍だからこその、かけがえのない素晴らしい時を過ごすことができた、青春小説だと思います。
それは、わかります。
でも、楽しんで読むことが出来なかった自分って、何かがか欠けているのかしら?なんて少々考えてしまいました。




『死んでしまえば最愛の人』小川有里

92歳のしげちゃんに13歳下の彼氏ができた。
コロナ禍も彼氏はせっせと弁当を買ってきてくれたけど…。
今どきの60代〜90代の実話をもとにした、年齢をとる良さを綴った書き下ろし短編小説。


超短編の話が何話も。
あー、納得!という話が多いです。
笑えるのですが、実際のお話。
著者の小川有里さんも後期高齢者です。
自分の心のままに生きれば、幾つになっても人生を楽しめる。
主人公の行動、考え方、割り切り方、いい意味での開き直りが、参考になれば幸いとのこと。

歳を重ねた方は、若いちゃっかりした人にいいように使われないように、より強かに!の人は少なくてお人好しの方が多いのですね。
自分だったら絶対ヤダよね〜とか思いつつ…の話もありました。
もし、夫に先立たれたら私でも夫が最愛の人になるのかしら?
あまり考えたくない…。




『彼女たち』桜木紫乃

人間関係につまづいたイチコ、家事・仕事・育児に追われるモネ、最愛のパートナーとの別離を、経験したケイ。
彼女たちを照らす光とは。
直木賞作家・桜木紫乃と人気写真家・中川正子が贈る、心に寄り添うほフォトストーリー。


大人の絵本のようだと思いました。
正確にはフォトブック?
写真はとても素敵です。
好みです。
短いお話も心に響きました。
あっという間に読めてしまう薄い本だけど、手元に置いて眺めたい、何度も読み返したいような本です。




『アパートたまゆら』砂村かいり

アパートの鍵をを飲み会の店に忘れてしまった会社員の紗子。
行くあてもなく困り果てていると、居合わせた隣人・琴引さんに「よかったら、うち泊めますけど」と提案され…。
忘れ物から始まる等身大のラブストーリー。

初読みの作家さんです。
お邪魔しているブログで知りました。
潔癖症(これがけっこうミソ)の主人公が、アパートの隣の優しいイケメンを好きになって、両想いがわかって、いろいろ邪魔が入るけど、最終的に幸せ〜!
良いな〜!若人の特権ですな。
と私、少し妬んでる?(笑)
ただ、紗子さん、きっと可愛くてモテるタイプなのかもしれませんが、久米さんの気持ちを利用しては可哀想ですぞ。
自棄になる気持ちはわからんでもないが…。

こんなにいろんな偶然って現実には無いと思いますが、小説だから…ね(⁠^⁠^⁠)




もうすぐ凪良ゆうさんの『星を編む』が準備できましたの連絡が来そうです。
その前に『汝、星の如く』がどうしても読みたくて、でも物凄い予約数で借りるのは無理。
はい、ブックオフで購入しました。
新品までいかないけどそこそこキレイ。近々感想書きます。
が、溜まっている本、いっぱいなんだけど〜!(^_^;)

また来週です♪