
阪神大震災のとき、知人は自宅のローンが2重になったと嘆いていましたが、不動産取得のリスクは話題になりませんでした。地震でローンが残る土地に再びマイホームを建てることの危うさを気にすることはありませんでした。
旧民主党政権下での天災人災いは、神戸より深刻でした。土地は放射線物質で汚染され、ライフラインが寸断された住民は避難生活を強いられ、液状化で傾いた家屋や、地盤沈下で満潮時に床下浸水になる地域など、想定されていたにもかかわらず、逃げ出すことはできませんでした。それまでは気にならなかった不動産所有リスクが、目に見える形となりました。
次の同時多発大震災がやってくるその日まで、楽観的に笑顔で過ごしますか、それとも不安の中で憂鬱に暮らしますか。楽しく暮らしたほうが良いに決まっています。不動産を所有することで笑顔になれるなら取得しておいたほうがいいです。自己責任での意思決定はいつも100%正しい選択だからです。
太平洋に面する白い砂浜で、美しい富士山を背に、潮が引いた浜で自分なりの砂上の楼閣を築き、潮が満ちてくるまでの一時を楽しみます。潮が満ちてきたら一時避難し、そして、潮が引くとふたたび砂山を築きます。