取引先の与信調査という名目で、信用調査会社の部長と名乗る人と面談したことがあります。この人が、経営者として大事な心得を聞いてきたので、「世のため、人のため」と答えました。20分ほど話しているうちにこの人は、「詐欺」行為をしていると感じました。それに気がついた相手は急に話を切り上げ、捨て台詞として「心得」の正解を教えてやると乱暴にいいました。「納期厳守、品質重視」であるとのことでした。精神論では、金は動かないといいました。
もし自分が投資をする立場であれば、投資先の社長に会って話しを聞き、「この人になら万一だまされても後悔しない」ということを、自分の感覚で確認します。納期や品質の根底にある「心意気」に金をつかいたいと思います。自分がやらず、他人に委託するのですから、リスクは他人ではなく自分が負います。餅は餅屋にといって、自分より儲け上手な人に軍資金を渡して、儲けようとするようなものですから、投資金額に見合う程度に相手を信用しなければなりません。そうでなければ、一天地六の丁半博打になってしまいます。儲けるとは、信じる者と書きます、だから信じる者は救われます。
