202109-564:液晶の寿命 EL-835 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。


1960年代後半のことです。

初めて液晶電卓を手に入れました。カシオかシャープでした。貨幣価値で比べると、iPhoneぐらいの高額商品でした。
文字が緑色に光っていました。当時、液晶の寿命は5年とかいっていましたが、液晶が市販されて5年経っていなかったので、5年は宣伝文句と思われていました。廃棄していないのでどこかにあるはずですが、5年以上使っていました。バブルの頃は、出張でドルやマルクやポンドの円換算に使ったシャープEL−835は1981年発売で、まだ使えます。ということは使い始めてから40年経っています。ニコンと同じように所有者より寿命は長いかもしれません。ただし、製品は、稼働していても需要がなくなったり、新しいものに買い替えられたり、カメラのようにアナログからデジタルになったりして、使用する環境が変われば寿命となり、ごみになったりします。