集中!? | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

商取引でもスポーツでも、ここ一番という大事なシーンでは「集中」というキーワードがよくできてきます。精神を集中して事にあたると、狙いどおりの成果を期待できるという世の中の定説です。

あるカウンセリング会社のCEOから聞いた話では、仕事に応じて集中した時間をとるのは必須ですが、集中の準備が整うまでに平均20分ほどかかるそうです。

そして、集中状態から醒めるのは一瞬。電話がなったり、犬が吠えたりしただけで気が散ってしまいます。再び集中するのに約20分かかります。

ということは、ある仕事を完了しないうちに次の仕事にもどりまた元の仕事にもどるというやり方は、大変効率が悪いということになります。

マルチタスクより、シングルタスク。エコノミックアニマルと呼ばれたこともある団塊の世代は1日1件が無難な日々がまもなくやってきます。

吉野輝一郎