パラレルワールド | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

最近のSFドラマでのタイムトラベルの設定は変わってきています。
今はタイムトラベルが前提で、その利用方法にコンプライアンスというか「過去を変えると現在が変わる」というしばりが加わっています。そこで、自由に変化できる設定が「パラレルワールド」となります。特定のイベントを変更することで変わる将来を認め、前と変わらない将来と併存させる設定です。

パラレルにすることで、なれなかった自分やなりたかった自分が存在するいくつもの世界が同時に存在し、それがテレビのチャンネルのように切り替えることによって存在が分かります。

昔放送された、「平将門」をテーマにした大河ドラマでの最終回、連戦連勝の将門軍が名門の藤原一族との決戦で勝利を目前にしたシーンがありました。大勝利を目前として、馬にまたがった将門が、敵の大将に襲いかかります。その一瞬、突然のつむじ風にあおられて将門の馬が怯みました。次のシーンでは、雑兵の放った矢のひとつが将門の眉間を貫きました。
ドラマだからといって史実を変えるわけにはいかないので、将門は負けるわけですが、パラレルワールドにすれば将門が天下をとる話が展開していきます。