飄風は朝を終えず:孔子 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。

言うことなきは自然なり。飄風は朝を終えず;孔子

「無言であることが自然である。勢いの強いつむじ風は朝のうちに止んでしまうものだ。激しいにわか雨も一日中は降らないものだ。無理をせずにゆったりと心身を保つことは大切である。」

ゆったりと暮すことが、長い目でみて健康寿命の引き伸ばしに効果があるはずです。とはいっても、嵐のさなかにゆったりとはできません。じっと嵐を通り過ぎるのを待っている間に、重大深刻な状況に陥ってしまうとか、このまま手をこまねいていたら取り返しがつかなくなってしますとかいう不安に駆られます。

資産の20%を有価証券に投資した場合、有事に紙切れになっても残りの80%でしのげます。山のごとく動かないことも可能です。資産の80%を投資したら、そうはいきません。鉄火場に片足つっこみながら、無言でゆったりと暮すには、人並み以上の胆力が求められます。